ルピナルの花が咲き誇る、空知川の河原
2010/6/19(土)〜21(月) 北海道 十勝エリア
Text photo/石川深雪
気温20〜25℃  水温/ 冷たい℃。

毎年恒例の十勝なでしこツアー。今回は女性3人で参戦。まだ川の水量が多いという状況の中、果たして、お魚たちには、たくさん会えるのか。。。
大きくなくてもいい。。とりあえずは、いっぱい釣りたい!

今回も、北海道十勝エリアのフィッシングガイド、高橋さんにお願いし、
アメマス釣りたい、オショロコマも釣りたい。ウェーダーのままでお蕎麦食べたい。ジンギスカンも美味しいよね。十勝本流の大場所はいいからさ、支流の河原の広いところで、のびのびと、いっぱい釣りたいよね。」といつものように、無理難題を押しつけた。


ウェットフライにゴンとのってきた、アメマス


連日の然別湖の管理作業で、少々お疲れ気味の高橋氏に強力な助っ人サポーター達が加わり、初日は総勢7名で、「空知川」へ。

昨年釣ったときよりも、やや水量が多い。早速、凹凸のある岩盤の上をドライで流すも、反応なし。流れも速いし、ちょっと厳しいか。。。。
今度は、ウェットフライ マーチブラウン#8に替えて、流れを横切らせてみる。と、スイングの途中でラインがくっと重くなるアタリ。おっ、いい感じ。ラインを握ってロッドをあわせると、かわいいアメマスがリーダーの先についてきた。「ぎゃ〜、かわいい。ちゃんとアメマスの柄してるう〜。」うれしい。

同じように、またウェットフライをスイングさせると、ワンキャスト、ワンヒット。中には、ウグイも!

 


ガイドを二人従えて、ドライでアメマスを狙う佐野ちゃん。「さすがN.Z.での経験が身に付いたか、キャスト、やり取りともサマになっていたよん」とは高橋氏の談。
姐さんは、昨年大物が釣れた対岸の際をドライで攻めている。しっかり釣れているようだ。

佐野ちゃんは、ドライでアメマスがぽんぽん出る、対岸のパラダイスのようなポイントへガイド2人を従えてチャレンジ。おっ!大きいのがかかったようだ。シャキーンネット(取り出すとネットが大きく広がるやつ)でランディングしようと、3にんでアタフタしている様子だ。、、、お、無事ランディング。

そんな様子を眺めつつ、さっき佐野ちゃんがさんざん釣っていった、手前の小さな落ち込みをちょっとやってみることに。
12番のドライフライをポチッと流れに乗せる、、、チャポッっとすぐに魚が出た。あれ?結構良い型のアメマス。さっき、さんざんウェットで釣ったものより、一番大きいじゃん。どーゆーこと?
また、ドライを流すと、出るわ、出るわ。車を止めたすぐ下の小さな落ち込みの流れ。土手の上から見ると水中でエサをとる魚の姿が、きらきらとたくさん光って見えた。

ここは、再来週来る予定の、「ドア to ポイント」というダイレクトアクセスをこよなく愛する田島氏にはうってつけのポイントだ。「歓迎!田島さま」と看板を立てておこう。よかった、よかった、おっちゃんツアーのリサーチ完了。

夕方まで楽しんで、初日は終了。今日は軽くウォーミングアップということで。
ディナーは、白樺のジンギスカンを炭火焼で。とろけるような柔らかさと美味さに涙。焼けたそばからパクパクといただく。姐さん、佐野ちゃんもビール片手に大満足。


2日目は、高橋さんが然別湖のイベントのため、前線離脱。今日のチーフガイドはH見氏。この日のために2週間も前から、どこがよいか川のリサーチを重ねてくれたそうだ。熟慮の結果、いざ十勝川支流の川へ。
「先週リサーチに来たらねえ、でかいのがバンバン出たからね、今日もいいのが釣れると思うよ。
と、川への道すがら意気込みを熱く語るH見氏

車を止めた土手から河原へは、あらかじめ、ナタで枝や雑草を払い、ちゃんと道を作ってくれたという。
まあ、なんという行き届いた配慮。、、、、が、1週間もたたないうちに、草ぼうぼうになり、道の痕跡まったくなし。
またH見氏にナタを振りかざしてもらい、薮こぎをし、支流の流れをサポートしてもらいながら渡り、ようやくポイントにたどり着くと、河原の砂地にはまだ新しい足跡と、生け簀を作った痕跡が。。。。
「あれっ!昨日あたり、誰かが釣っちゃったかな。」
ちょっと、やな予感。



ひとりづつ、手を取って、川を渡してもらう。安心のガイドサービス。

気を取り直して、上流に向かって釣り上がることに。
最初のポイントは、倒木の下に流れが集まる絶好のポイント。早速、10番のドライフライをキャストし、倒木の下に向かって流す、、、と、パシャっと出た!きゃほ〜っ。小ぶりだけれど、体高があって、ぐんぐんとロッドをしならせる元気のよさ。「ええねえ。。ほっきゃいどーのニジマスやねえ。。」
同じポイントから、またニジマスが出た。その前後の流れもまだ出そうだったが、
もっと上にいいポイントがあるからさ。大きいのがでると思うんだよねえ。ここで時間潰しても、もったいないからさ。」と、H見氏が勧めるので、さらに上のポイントへ。姐さん、佐野ちゃんも、それぞれのポイントで釣れているようだ。





倒木の下の流れのスジで、やっぱり出ました。何匹も。


対岸に渡り、上流にいくと、いかにも魚がついていそうな、よい流れが長く続くポイントが現れた。
「ここは、こないだ、いいのがバンバン出たんだよねえ。」
確かに、よさそうだ。
これ、使ってみるかい?」とH見氏がフライボックスから取り出したのは、なんともでっかいフライだった。8番2Xロングシャンクのフックに、エルクヘアカディスの上にパラシュートをのっけ、ゴムの足を4本つけたような感じのフライ「スペックルX」だった。
いくらなんでもちょいと、デカ過ぎやしませんか。」と喉元まで出かかったが、せっかく勧めてくれるんだし、、、、使ってみるか。



サイズは小さくても体高があるので、ぐいぐい引き、ジャンプもし、楽しませてくれるニジマス。


これが、スペックルXだあ〜っ


木の下を流す姐さん

5番ラインを使っているので、8番フックのデカフライもキャストはできるが、重くなるのでちと投げにくい。が、大きい分よく見えること!
対岸の際がえぐれているので、そこに魚がついているとのこと。

スペックルXを早速キャスト、流す、、、
さあ、ここは魚が出るでしょ。。。あれ?
もう一度、流す、、、、出ろっ!
もうちょい、上流か?、、、、出ない。
ここで、出なけりゃ、魚がいないぞ、、、、。沈黙。

「おっかしーなー。先週は魚がいっぱいいたんだけどなー。」とH見氏。
先ほど見つけた、新しい足跡の釣り人に、魚を根こそぎ抜かれてしまったのか。。。?


で、しっかり釣ったニジマス。ご満悦です。


先週は、スペックルXで、バシバシ釣れたっつー流れ。

ライズも無く、沈黙を保ったままの流れを後にし、もうひとつ上のポイントへ。
佐野ちゃんも下から上がってきた。対岸の下に流れがぶつかって、ここもよいえぐれになっている。

パチャッ」岸際でライズがあった。
こんどこそ、いただきます。
スペックルXをキャスト、、、ちょうどライズしたあたりを、うまいこと流れた。
「出るぞっ。」いつでもフッキングできるように構える。
。。。。フライが通り過ぎた。

「パチャッ」今度は、流れの中程でライズがあった。
すかさずスペックルXをキャスト、、、何事も無くフライが通り過ぎた。


フライを替えたとたんに出た、よいサイズのニジマス。やっぱ、フライがデカ過ぎたか?

。。。。。。。
ちょっと、若づくりな声で
〜、フライ替えてみてもいいですか?
H見氏に直訴する

12番のライトケイヒルにチェンジ。
フライをキャスト、、、、
「バシャッ!!」
出たっ
えっ、出ちゃった?」H見氏。
魚はロッドをぐいぐいしならせ、水面を高くジャーンプ!良いサイズのニジマスだ!
あれ、あれ、あれっ? 魚が出なかった原因は、スペックルXかっ???

その後も、次々と元気なニジマスがヒット。
スペックルX、、、、撃沈
H見氏とのやりとりを見ていたS藤氏が、ぼそっとつぶやいたのだった。

午前中のクライマックスを終えたところで、H見氏が見つけておいてくれた、ウェーダーを履いたままでもOKのお蕎麦やさんで昼食をとり、一息つく。

午後はまた、H見氏が事前にリサーチしておいてくれた下流のポイントに入ったが、3人で川にはいっても、十分に遊べるほど魚が釣れた。人が渡った直後の流れでも魚がライズしてるって、どーゆーこと?北海道の魚にはプレッシャーという言葉はないのか?

夕方まで釣って、2日目も無事終了。あっという間に、今回の旅も残すところあと半日だ。

最終日は、昨年オショロコマがおもしろいように釣れた川へ。まだ水量が多く、状況は怪しそうだったが、「オショロコマが釣りた〜い〜。」と高橋さんに懇願し、行ってみたところ、やっぱり水はガンガン流れていた。水もずいぶんと冷たい感じがする。釣り始めても、ドライにはまったく反応なし。唯一、底に岩が入って流れが緩くなっている深みに魚影が見え、やっと1匹だけオショロコマの顔を見る事が出来た。

激流になっていたトッタベツ川、ぎゃあ〜っ!
昨年、いいニジマスが出た流れもまったく反応が無く、状況によってずいぶん違ってしまうものだなあと実感。ガイドのいうことは聞くもんだ。(フライのサイズ以外は?!)
2週間もすれば、水量も落ち着いて、状況がよくなるだろうとのこと。
2週間後には、北海道初釣行の田島氏、勝田氏、店主の「おっちゃんツアー」が控えているし、ここはひとつ、お二人のために魚を残しておくってことで。今回は勘弁してやるか。。。(?)

こうして、高橋さんをはじめ十勝のサポートスタッフみなさんのおかげで、姐さんも、佐野ちゃんもご満悦。3日間の釣り旅を無事終了。

後日、H見氏より、スペックルX復活の連絡が。。。同じポイントでスペックルXが炸裂したそうで、おっちゃんツアーでは、これが活躍してくれることを期待しつつ。
次回、おっちゃんツアーにつづく。。。。

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やっとこさ釣ったオショロコマ

フィッシングガイド:フィールドリサーチ十勝
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