Field note2006
2006.7.8Sat.〜9Sun. 
「夏のトラウトまつり」日光湯川、大尻沼
Text & photo/石川深雪
気温20〜25℃ 曇りときどき雨

 今毎年、恒例の夏のツアーには今年も、フライをはじめたばかりの人から、自然渓流や湖での釣りが今回「初デビュー」となる人、ベテランの人まで様々な皆さんが参加。総勢11人で1泊2日の旅となった。
うだるような都内の暑さとはおさらばして、つかの間の清涼感を存分に味わうのだ。

 赤沼茶屋から林を抜けて、湯川へと出ると、すこし濁りが入っているものの、あちこちでサカナがライズしている姿が見られた。状況はよさそうだ。早速、皆が通過していった後の流れから釣ってみる。ドライフライを流すとすぐに下からす〜っと影が現れ、ぱくっとフライを食べた。かわいいブルックがさっそく釣れた。
同じ流れには、多くの魚影が見え、流れてくる虫を食べているようだ。狙いやすい場所のせいか、サカナは少しすれていて、フライを見に来るものの、なかなか食わない。
最近、オデコなしの、好調な浜田氏。
林田、見ませんでしたあ?と豊島氏
湯川のブルックは、あいかわらず、きれい。
 そこは適当に切り上げて、上流に向かって移動。他の皆さんが釣っているのを後ろから冷やかしながら、空いているポイントへ。去年、30cmほどのブルックが出たポイントは、底が埋まってしまっていて、サカナはついてはいないようだった。
その先の流れが二股に別れているポイントに、ロールキャストでフライを送り込み、向こう側の流れに乗せると、10番のエルクヘアカディスに、ジャボっと出た。やはり、狙いにくい場所だと、かなり素直にサカナが出るようだ。
同じ流れで、3匹のブルックが出た。

 湯川は、木や草が生い茂り、流木が底に入っているので、なかなかキャスティングがしずらい。ラインを前後に振るフォルスキャストをしようものなら、すぐに後ろの木の枝にフライを引っかけてしまう。皆、悪戦苦闘しているようだ。
でも、釣りづらいところほど、サカナは釣れるのだ。湯川では、狙いにくいところに、なんとかしてフライを送り込むのがミソ。30cmでいいから、ポイントの上にフライが流れれば、しっかりサカナが顔を出してくれるのだ。
思うように、キャストができなくてねえ、、と石黒氏。
ベテラン菅原氏。
 はて、先日、北海道十勝で、みごとに自然渓流と湖にデビューした久仁子氏はいずこへ?
上流に向かって歩いていった姿は見送ったのだが、、、。
まわりの人に尋ねると、朝一番で2匹立て続けに釣っていた。ということだった。
おお、さすが。釣れているのなら、問題ないか。

 他の皆さんは、キャストに苦労しながらも、なんとか釣れている様子。時折、小雨がぱらつきながらも、なんとか持ちそうだし、よかったよかった。
それにしても、上流へ進めど久仁子氏はいっこうに姿を見せない。どこまで行ってしまったのか?夕方近くになって、ようやく上流から木道を歩いて戻ってきた。なんと、最上流部の湯滝までひたすら歩いて、往復してきたという。足下が重いウェーダーを履いて、、、、。片道1時間以上の道のりを、、、。さすがの、パワフル久仁子氏も
「つかれましたあ〜。」とぐったりしていた。
一週間前にすでに湯川に偵察に来ていた、田島氏。フライが水の上にあるより、枝の上にある時間のほうが長いのよ、、とこぼす
今年から、禁煙です。かくれタバコはいけません、、。
10番のエルクヘアカディスをばっくりとくわえた、ブルック
藻のきれめの深いところに、サカナがついている
渓流初デビューの勝田氏と、店主。
シカも見てるし、、、、。
 この日は、丸沼温泉ホテル環湖荘で一泊。温泉で疲れた身体を癒し、おいしい食事をいただき、皆、夜10時にはすでに布団にもぐり込んだ。
ああ、極楽、ごくら、、、、ぐう〜、、、。
キャストしずらいところに、いい魚がいるのだ

朝靄の中、ボートを漕ぎ出す
 翌日は、朝食をいただいた後、大尻沼へ。ひとり一艘づつボートに乗り、いざ出陣〜。
ボートに乗り込んだ久仁子氏は、この日が「初ひとりボート」。早速、ボートを逆向きにオールを漕ぎ出した。
「久仁ちゃーん!向きが、逆、ぎゃくう〜っ!」

 湖の真ん中では、早速、菅原氏がドライでたてつづけに釣っていた。
んー、さすが。
私はというと、何を隠そう今回は久しぶりの一人ボートなので、漕ぎ疲れないように、とりあえず近いところから釣ることにした。いつも、漕いでもらって楽をしているので、ちょっとドキドキ。

 あれ?また久仁子氏がいない。ボートの向きを直すと、どんどこどんどこ、漕いでいってしまった。むむむ、今日もまた暴走か、、、?

 ボートを岸から30mほど離して留め、岸際のカケアガリにむかってシンキングラインでキャスト。ウーリーバガーフライが落ちていく際に、ラインをツンと引っ張るようなアタリがあった。さすがに大尻沼のサカナは、ぐいぐいとよくファイトする。きゃっほ〜。40cmほどの体高のあるきれいにレインボウだった。

 その後は、しばらくアタリもなく、さてどーしようかと考えていると、久仁子艇がやってきた。
「どーですかー?釣れてますうー?」と私。
「ハーリングしながら、湖の一番奥まで行ってきましたあ〜!」
げ。まじ?まだ、釣りはじめてから小一時間もたってないよ。
ハーリングで大きなサカナがかかったが、ばれてしまったという。でも、サカナの取り込み方がまだよくわからないので、バレてほっとしたそうな。コラ、コラ、もったいない。

「湖の奥の方は、よく釣れてましたよー!」
おー、そうか。久仁子氏もがんがん漕ぎまくってるし、私も恐がらずに行ってみるか。漕ぎだしてみると、ボートってひとりだと軽いから、以外に早く進むのね。風も無いし。
他のボートが釣っている邪魔にならないように、後ろをちょこちょこと確認しながらこぎ、こぎ、、、、。
水の上を軽やかに滑る感じが、快適〜。
これからはひとりで乗るか、、、。
まずはいっぴき、うれしいにゃー。
優雅にお茶をわかす、柏倉氏。あたたかいお茶はおいしいですなあ〜。
エレキを駆使して釣りまくる田島氏。帰るころになると、田島艇のまわりにはボートが、にじりよってきた、、、。
 途中、岬の突端を狙いながら、湖の奥までたどり着くと、皆が集合していた。皆、釣れているらしい。特に、勝田氏を乗せた店主が、ひとりで釣りまくっていた。その廻りをエレキモーターをつけた田島艇が、釣りながらクルクルと移動していた。ふむ、フライの新しい釣り方かも、、、。

 一旦、上陸して休憩した後、雨の中、環湖荘で作ってもらったお昼を食べながら、また釣り。ここでも40cmほどの元気のいいレインボウが釣れた。久仁子艇は、相変わらず、ハーリングをしながら漕ぎまくっている。疲れないのか?
久仁子氏には、ボートを留めても釣れるように、しっかりキャスティングをマスターしてもらわなくっちゃ。

 一日中雨の中、夕方まで釣って、帰りはエレキモーターを積んだ田島艇に、ボートを引っ張ってもらうことに。4艘が連なって、ボート乗り場までの帰路につく。久仁子艇は、ひと足先に、自力で帰り着いていたのだった。うーん、お疲れさまでした。
大尻沼の魚はよく、ひきます
ぐーなプロポーションのレインボウ
手前で、店主がランディング。奥では田島氏がヒット!
湖も初デビューの勝田氏。うれしそうだ。
わーい、らくちんだー。田島さんありがとう!!!

2006年のあなたのフィールドノートをお待ちしています。
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