| Field note2005 | ||||||||||||
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| 2005.6.17~19. 北海道 阿寒湖 text 緑川淳 水温10〜15℃、晴れ 今年も、阿寒湖のモンカゲのシーズンになり出かけてきました。全国的に気候がおくれていましたが、北海道阿寒湖も例年に比べかなりおくれていたので、気がかりでした。それでも出かける少し前には、ユスリカのハッチが始まったということで、春が始まると一気に進む事もあるので、期待半ばでモンカゲパターンを巻いたり、ユスリカパターンを巻いたりして準備しました。 梅雨入りした関東の暑さを逃れて釧路空港へ着くと、スカッとした青空でさわやかな初夏の気候でした。やはり北海道に着くとみんな気分が高ぶって、さっそく出迎えのバスに乗りこんだ。空港周辺は芽吹きの林がきれいに色づき、一番良い季節であった。阿寒湖畔に着き、ホテルにチェックインしてからさっそく昼食に出かけ、すぐ釣り支度。去年は宅急便で荷物を送ったところ、昼までに着いていなくて一人ホテルに置いてきぼりだったので、今年は荷物は自分で持ってくることに。 漁協へ寄り、3日分の釣り券を購入し、みんなでボッケへ向かう。手前には結構フライマンがいたが、ボッケには見事に誰もいない状況。しかし、右手からかなり強い風が吹き、白波が立つ様な状況で、タックルの準備が出来たものの、なかなか釣り開始にならないでいた。 |
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| 名ポイント「ボッヶ」にたち込む、フライフィッシャーたち | ||||||||||||
| しかし、ボッケの先へ出てみるとなんと昼過ぎの強い陽射しの中で、ライズを発見!水面には陸生昆虫とミッヂが流されているが、何にライズしているのかはわからない。強い風によってできた流れに乗って、流されてくる何かにライズしているのだが、その出方はかなり早く、水面の何かをパシャッとひったくるように食べている。そこへめがけてキャストするのだが、やっと伸びたラインの半分ほどが、風に押し戻されてかえってきてしまう状況である。 しかし回遊とキャストのタイミングが上手く合うと、バッシャッと出てくれる。まず一人がヒットさせるとその周辺で次々にヒット。サイズは35cmほどであったが、中には40cmオーバーが混じってくる。この状況で、僕も続けて3尾ヒットさせる。フライはモンカゲフローティングニンフ。水面のフライをひったくるようにライズした。 そうこうしているうちに夕方になりユスリカのハッチがすごくなると、これまで限られていたライズの地点が広がり、ボッケの先端一体にライズが見られるようになった。そしてモンカゲフローティングニンフにも反応しなくなってきたので、ユスリカピューパに変えて、ライズした地点の表層をゆっくりリトリーブするとすぐにヒット。これはちょっと良形で40cmは超えていた。やはり雨鱒はちょっと大きいと、白い斑点が大きくなり魅力的になる。こうして、意外なライズの発見でメンバーの多くがヒットさせて初日をスタートさせた。 |
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| フローティングニンフでヒットしたアメマス | ||||||||||||
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2日目は、午前3時に起きてミッジのライズねらいに行くメンバーはいなかったが、それでも4時には集合して、渡船を待つ。モンカゲのハッチの一番早い対岸へ渡ることにするが、船で行ってみるとすでに林道を歩いて入ったフライマンが立ち込んでいた。空いている地点を探して入ると、沖合からユスリカの浮かんだ帯が一帯に漂い、小型の雨鱒がスクーリングしてライズしていた。 アシの際あたりに立ち込んでキャストすると15cmほどの雨鱒がヒットしてくるが、良形の姿は見られない。しばらくしてモンカゲがときどきハッチし始めるが、特にそれをねらったライズはなく、無風状態のため水面一体に湖岸の木から落ちた黄色い花粉が漂い、ちょっとよくない状況だ。移動して、やっとライズを見つけたグループが一本ヒットさせるが、他はノーヒット。雨鱒は岸に寄ってきていないようであった。 そこで昼前に戻ることにして船をよぶと、ヤイタイ島など多くのポイントで同様の状況であったようだ。また昨日のポイント、ボッケに向かい、先に入っていた釣り人が昼で上がるのと交代で我々が入る。そしてしばらくすると右からの風が強くなり始め、そうするとライズが始まった。今日は、ヒットした魚の胃内容物をチェックしてみると、小さな黒っぽいハエのような虫がたくさんと、小さなユスリカのピューパが入っていた。陸生昆虫がたくさん流されていたので、黒っぽいドライを結ぶと反応がよかったのは、理由があったのだ。 交代でポイントに立つが、今日の風はさらに強く、フライがほとんど押し戻されてしまうが、ライズしているポイントはほんの手前なので、どうにか風の合間に上手くキャストできれば、ヒットのチャンスはある。かえって、ダブルハンドで手前のライズを見落としてしまっている場合もあった。しかしこの日は、どうも上手くフライが合わなかったのか、とうとうヒットさせられないまま終了してしまった。午後にはモンカゲロウもハッチし始めたが、そちらには反応していなかった。 |
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| 花粉が水面をおおうなかに、モンカゲ | ||||||||||||
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| アメマスが食べていたハエ?のような虫 | ||||||||||||
| 最終日は、朝からボッケに向かう。早朝のユスリカのライズをねらって早起きした釣り人で魚をキャッチしたものもいたようだが、ほんの3時から30分ほどの短時間だったようだ。早起きの割には、それほどいい釣りは出来なかったようだ。この日は、やはり早朝は風も弱く、凪いだ水面にほんの時折ライズがあるが、かなり沖目の大きなライズはどうもコイのもののようだ。 少しするとモンカゲも出てくるものの、やはりそれに対するライズはなく、風が出始めるとボッケの先端でやはりライズが始まった。今日も黒っぽいドライを流してみるが、上手くポイントに入ってヒットさせるのは難しい。それでも数人はヒットさせた。ボッケの付け根の岸手前で、小さなミッジにライズしている魚がいたが、ライズの頻度が大きくなったときにすかさずキャストしたメンバーは、あきらめずにトライした甲斐があって、なんと我々の目の前でヒット。これが今回一番の大物52cmであったというおまけ付きであった。さすが、ツアーコンダクター氏。ちなみに使用フライは、NZマタウラのヒットフライ、CDCフローティングニンフ。 その後、漁協桟橋前に戻り、恒例のフローティングワカサギ釣りにチャレンジしたが、今年はもうすっかりすれきってしまい、冷凍ワカサギにさえ渋い反応。ましてフライのワカサギなどは見向きもしないといった状況で、カラスがワカサギを捕っていくのみという貧価であった。 使用タックル:#6から7番のロッドにWF-6/7Fライン。強風下では一番手上のラインをのせ、リーダーも真ん中で切って短くし、4Xを直接つないだ。 フライは、黒系のテレストリアル、エルクヘアカディス、ユスリカピューパの黒とスパークリングシルバー、初日はモンカゲのフローティングニンフが有効だった。今年は、ニンフやアトラクター系のフライを引いて良い結果は出なかった。 その後、一週間後あたりがモンカゲのハッチのピークになるだろうと予想していたが、24度以上の表水温になってしまい、モンカゲは出ていたが魚は沈んでしまったようだ。今年はあまりに急に水温が上昇し、例年の状況とは異なって終わったようです。しかし確実に70cmオーバーの雨鱒も出たようで、阿寒湖のすばらしさはここ当分続きそうです。 |
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| ミッジピューパで出た、アメマス | ||||||||||||
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