Field note2005
2005.5.15. 
奥多摩 奥多摩フィッシングセンター text 石川深雪
水温12℃ぐらい、晴れ/雷雨

 JR中央線の「ホリデー快速おくたま号」に乗って、新宿から約1時間半。ハイカーたちで賑わう御岳駅に降り立つと、目の前はまぶしい新緑と、青々と流れる清流の渓谷。その渓谷沿いに続く遊歩道を上流に向かって歩くこと15分。多摩川上流部の流れをそのまま利用した管理釣場「奥多摩フィッシングセンター」が見えてくる。
御岳駅前の橋から上流を眺める。カヤックを楽しむ人もおおい
矢印のあたりが「奥多摩フィッシングセンター」。御岳駅前の橋の脇に、遊歩道へおりる階段がある。御岳駅に大きな地図看板がある
 「センター」なんて名前に似合わず、多摩川本流をそのまま利用した広々とした河原の釣場なのだった。釣場はエサ釣りと、ルアー&フライに分かれていて、夏休みシーズンにはバーベキューを楽しむファミリーで賑わってしまうのだが、冬から春先に掛けてはまだ静かに釣りができる。
1ヶ月前にも来てみたのだが、水の透明度が高いせいか、魚へのプレッシャーが高いようで、管理釣場だから適当にやっても釣れるというわけにはいかなかった。夕方、釣り人が帰り支度をするころ、ようやくドライフライにヤマメが気持ち良く出てくれたのだった。
「奥多摩フィッシングセンター」のルアー&フライ釣り場
 今日は女性3人で、のんびり電車の旅。受付で遊漁券3500円を買って、早速釣り開始。
まずは、白泡が立っている落ち込みに、ドライフライをキャストしてみたが、今日もやっぱり全然反応無し。
対岸の際では25cmほどのヤマメたちが、下から突き上げるように上がってきては、流下物を食べていた。おー、これはいただきか!

白い小さな虫を食べているようだった。6Xのティペットに22番の白いミッジフライを結んでキャストしてみた。フライだけを避け、魚たちはいいライズリングを残しながら、マイペースで捕食しつづけた。
「管理釣場なのに、なんてシブいヤマメたちなんだ〜っ!」
6Xのティペットでは、見破ってしまうのか、それより細いものを持ちあわせていなかったので、
「今日のところはこれで勘弁してやる。」
と一人つぶやいた。
前回、釣ったヤマメ。夕方、あたりが静かになって、虫も飛びはじめ、ようやくドライに出た
ニンフにインジケーターでようやく釣ったニジマス。シビアな釣り場なのだ〜
遊歩道から眺める、清流。ここを歩くだけでも気持ちがいい
 そうこうしているうちに、天気が怪しくなり、空ではゴロゴロと雷が鳴りだした。一緒に来ていた女性二人を呼び、ロッドを離れたところに置いて、木の下で雨宿り。ザッと夕立が降り、川は少し増水し、ささ濁りが入った。イイ感じ。ヘアーズイアーニンフにインジケーターをつけ、ここぞとばかりに釣りだした。すぐにインジケーターに反応があり、元気のいいニジマスが立て続けに釣れた。やれやれと思っていると、またもやドドーンと雷。今度は音が大きくて近い。

またレインウェア上下を着て、雷雨に備えていると、ボツボツボツっと大粒の雨が降りだし、あっという間にザーッと線のようになった。川面が雨で真っ白になったかと思うと、ものすごい突風。真上ではバリバリと雷。木の下に3人で身を寄せていると、バチバチバチと何かが当たる。今度は1センチ大の氷が降りだした。ぎゃあ〜〜、いだい〜〜。飛ばされる〜〜。

しばらく、木にしがみついていると、氷は止み、明るくなってきた。やれやれ〜。恐かった。ほっとしていると、あれよあれよと言う間に、川の色が濁流へと変わっていった。これからが、魚がドライフライに反応するイイ時間なのに、、、。ふえ〜ん。
あまりの濁りと増水になす術もなく、夕立で濡れたシューズをぐちゃぐちゃ言わせながら、もと来た道を駅へと戻ったのだった。

夕立のシーズン、、、いよいよ夏らしくなってきました。
奥多摩フィッシングセンター
奥多摩漁業協同組合
東京都青梅市御岳2-333
Tel 0428-78-8393
3~11月/7時〜午後4時
12~2月/8時〜午後4時
1日3500円

2005年のあなたのフィールドノートをお待ちしています。
詳しい募集要項はこちらをお読みください。


Top page

Copyright(C) 1996- The Funtail Ltd. All right reserved.