Field note2005
12/3〜4 神奈川県 丹沢ホームフィッシングエリア
「冬の渓流 釣り方指南」 Text & photo石川深雪
晴れ/くもり、翌日は雪 水温/冷たっ!

 ファンテイル恒例の「冬のトラウトまつり」は、まだ紅葉が残る丹沢の山々にかこまれた渓流で10人ほどで釣りを楽しんだ。今年の11月は暖かかったが、12月を目の前にして北からドッと寒気が押し寄せてきた。冷たい北風に吹かれながら、河原に立つ。この時期は、水量はすっかり少なく、水辺を枯れ葉が覆う。水はいたって透明なので、釣りとしては、なかなかシビアな状態だ。ベテランとはじめたての人とチームになって、上流、中流、下流、と分かれて釣る。大人数でも一緒に釣れるのは、管理釣場ならではの楽しさ。

 浅瀬や、ちょっとした深みには、イワナ、ヤマメ、ニジマスが見えるが、まだフライフィッシングをはじめたての人には、てこずる渓流だ。今回は、ちょっと苦労してしまった皆さんにご指南をいたしましょー。
必殺システムのニンフで釣れたイワナ
今回、初参加のおふたり新井氏、田辺氏
今回、またもや伝説を作った藤田氏と、するどいつっこみをいれるが朝が弱い、豊島氏
冬の丹沢ホーム(渓流)で、オサカナの顔を見るためには
その1 フライとリーダー(ティペット)はしっかり結ぶ
結んだ後に、きっちり引っ張って、結び目を締めておくのがポイント。結び方が分からないときは、いつでも聞いてくださいねっ!
その2 流れにむやみに近づかない
浅瀬にいるサカナは、釣り人の足音や影にびっくりして、さっと岩陰に隠れてしまいます。流れの中にサカナを見つけたいときは、下流からそ〜っと覗きます。流れが浅いところは、水から2〜3mは離れて音を立てずに忍び寄ります。仁王立ちにならずに、身をかがめて、ひざをつくぐらいでキャストします。
その3 キャストする前にじっくり流れを観察
まずは流れのどこにサカナがついているのか、サカナの姿が見えたらどのサカナを狙うのかを決めます。むやみにキャストしてしまうと、フライラインの姿でサカナを散らしてしまいます。
その4 浅瀬のキャストは遠くから
浅瀬にいるサカナは、足音、影、フライラインの姿など異変を敏感にキャッチします。水から2〜3m離れてキャストし、フライラインは地面だけにつけて、極力水面に落とさず、リーダーとフライだけが水面を流れていくようにします。
その5 深みのキャストは近くから
流れの小さな巻き返しや、岩陰の小さなスポットにいるサカナを狙う場合は、サカナの背後から見つからないように近づいて、フライを上からぽとっと落とします。このときもフライラインは水面につけず、ロッドの先からフライラインをちょっとだけ出し、提灯釣りのようにします。
その6 フライやリーダーで水面をたたかない
フライをキャストをする際に、フライやリーダーが水面にびしっと落ちてしまうと、それにサカナが驚いて、隠れてしまいます。キャストの際のシュートは、水面より1mぐらいの高さでして、フライが上からハラハラと落ちてくるようにキャストします。
その7 サカナのフィーディングレーンにフライを流す
サカナがエサを待っている流れのすじに、フライを自然に流します。水の中には石や岩がごろごろしているので、水の流れが複雑になっています。狙うサカナがついているのは、どんな流れ方をしているのかをしっかり見極めます。それが分かれば、その筋の上流からフライを流せば、自然とサカナの口元にフライが運ばれるわけです。
その8 人が狙わないポイントを狙う
河原が開けていてキャストしやすく、サカナが沢山見えるポイントは、釣りやすいので大勢の釣り人に攻められています。当然サカナのプレッシャーが高く、そうやすやすとフライに反応してくれないものです。いかにも、という大場所は適当に切り上げて、人が飛ばしていきそうな小さなポイントや、狙いにくいポイントをこまめに狙っていくと、やる気のあるスレていないサカナが、一発でフライに出てくれます。
その9 ドライがだめならニンフがあるさ
やる気のあるサカナなら、寒くても十分ドライフライに出る可能性があります。が、サカナはいるけど、ドライを流してもまったく反応しない。そんな時は、ニンフで釣ってみましょう。水が透明で浅い流れの場合は、蛍光色のインジケーター(マーカー)をつけると目立ちすぎて、サカナが逃げてしまうので、そんな時は必殺ワザを。インジケーターの替わりに大きめのドライフライをつけます。ドライフライは普通に結び、ドライフライのゲープ部分(針先のラウンドしているところ)にティペットを30cmほど結び、ティペットの先にニンフを結びます。
リーダー----------------------ドライフライ---------ニンフフライ
ドライフライをナチュラルに流せば、下のニンフも流れに沿っていきます。ドライが沈めば、すかざずアワセてフッキングしましょう。
ドライフライにサカナが出ても、アワセられず!むき〜。久仁子氏
この道30余年、大ベテランのおなじみ緑川氏。一緒に釣ると、釣りがうまくなるのだ〜
翌日は朝から雪が降りしきり、やびつ峠は昼には3CMの積雪に。
紅葉の中、車談義に花が咲く。フライは本日3回目の江尻氏と、今年はオデコなしの浜田氏
昨夜のしんちゃんバーも好評のうちに幕を閉じ、翌日はゆったりモードのわれらが店主
冬の渓流は静かでいい感じ。、、、寒いけど。
これまたニンフで釣ったイワナ
やる気のあるサカナならある程度大きなフライでも十分、食べてくれます。フライの選択よりも、まずは以上のようなアプローチの仕方が大事です。これらのポイントを上から順番にクリアしていくと、サカナの釣れる確立がグ〜ンと上がると思いますよ。

さ、これで渓流の釣りはバッチリですね
野生のシカのフンが、落ち葉の上にあちこちと

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