Field note
2004
2004.7.18~19 
トラウトまつり in 日光湯川、大尻沼
text 石川深雪
気温25℃前後 水温16℃

 東京は気温が40度まで上がる連日の猛暑の中、日光の戦場ケ原を流れる湯川は涼し〜い別天地だった。長そでシャツを着ないと肌寒いぐらいの涼しさ。早朝はまとまった雨が降ったので、川は濁りが入ってしまい、午前中はほとんどライズがみられなかった。
 また3連休の中日ということもあり、釣り人も多いので、魚へのプレッシャーも高い。なにしろ今回は、ファンテイル恒例の「トラウトまつり」。皆でただワイワイとお気楽に釣りましょうという趣旨の元、総勢20人近くが押し掛けているのだから、魚もたまったものではないか、、。
湿原を流れる川沿いには、木の遊歩道があり、アクセスしやすい
 今回はフライ歴30年という大ベテランから、今日がフライは2回目という人まで様々。人数が多いと、いろいろとやらかしてくれる人が続出するので、話題にことかかない。まずは来る途中、いろは坂でガス欠してしまいJAFを呼ぶ騒ぎになったF氏。JAFを待つこと数時間。朝4時に都内を出発したのに、湯川に到着したのは9時だったらしい。やはりガス欠時にも、ストマックポンプは必需品か。

 昼に一旦、赤沼茶屋まで戻り昼食。ニンフで丹念に探ったというベテラン緑川氏と稲葉氏は、ブルックを3〜4ひきかけたというので、皆ニンフにチェンジ。午後は川の濁りも少しとれ、魚のライズもちらほら見え出し、よい雰囲気になってきた。濁りがとれたせいか、水中で餌をとる魚の姿が見える。
 木と木の間でバックもとれず、狙いにくいポイントをロールキャストでドライフライを流してみた。無視された。ニンフに替えて、流してみた。水中でキラキラと魚が白く光り、フライを追ったようだったが、フッキングに至らず。しつこく流したら、魚は木の陰に隠れてしまった。う〜。
倒木の下や、藻のきわにブルックがついている
川の地図も表示され、釣りやすい川
渓流デビューのH氏(左)にこのあと悲劇が、、。
 その向こう側の、ますます狙いにくい細い流れは、きっと誰も手を付けていないのでは、、。14番のエルクヘアカディスをロールキャストで送り込んでみた。ピチャッ。お、出ちゃった。かわいい〜ブルックだった。シャレで持っていった、キーホルダーサイズのランディングネットにちょうど収まり、記念撮影。ま、一応、釣れたってことで。

 この日初めてウェーダーを履いて一日歩き回ったH氏は、馴れないシューズの重さに足がよれたか、木道と木道の間に沈没。かろうじてお尻で止まったため、おろしたてのロッドは無事だったようだ。
 湯川と湯ノ湖では、遊漁券を購入し、アンケートに答えると、2004年版の記念バッジがもらる。個数に限りがあるので、無くなり次第終了だそうだ。あまり魚は釣れなかったけど、今日はバッジをもらいに来たってことで。
魚のライズが見られないので、ニンフで丹念に探る
ちっちゃなブルックだが、14番のエルクヘアカディスをしっかりくわえてくれた。極小ネットが役にたってしまった
倒木の後ろをこれまた、ニンフで丹念に探る
緑川氏がニンフで釣ったブルック 大勢で釣るのも、また楽し、、、。
 1日目の湯川は夕方6時で終了。湯川から金精峠を越え、丸沼の湖畔に建つ丸沼温泉「環湖荘」へ。宿のニジマス風呂で、水槽に泳ぐニジマスを眺めながらゆっくりと温泉につかり、ビールを一杯、ぷは〜。おいしい夕食の後は、涼しい部屋で布団をかぶって就寝。極楽〜。

■湯川
全国内水面漁業協同組合連合会日光支所
栃木県日光市中宮祠2482
TEL・FAX0288-55-0702
http://www.naisuimen.or.jp/nikko/

大尻沼

 丸沼の下にあるのが大尻沼で、2年に一度オープンする。岸からはアクセスできないので、ボートでの釣りのみ。湖を覆う木々の葉からは、虫が落ち、それを狙う魚のライズがあちこちで見られた。岸際をボートから静かにドライフライをキャストすると、下からガボッと魚が出るようだ。すぐにフライに魚が出なくても、しばらくほおっておいたり、ツンツンとラインを引張り、フライにアクションを加えてやると、釣れるらしい。ほとんどの人は、ドライフライで釣っていた。

 大尻沼の奥の方では、ドライでやってみたが、あまり反応がなかった。ファンテイル店主は、はなからシンキングラインの9番タイプ4で、フライを深く沈めリトリーブ。たてつづけに、3びきのレインボウを釣った。魚体はどれもきれいで、8番ロッドをぐいぐいとしならせる元気のよさ。

 私もすぐに、シンキングラインにチェンジ。いつもの、のったりリトリーブで攻めてみるも、フライが枝や藻をひっかけてしまい、なかなかアタリがない。そうこうしているうちに、今度はフックサイズ8番のマドラーミノーで、底を探っていた店主がまたもや、ゴツゴツゴツという良いアタリ。ゴールドに輝く立派なブラウンだった。

 宿で用意してもらったお弁当をボートでいただき、ランチタイム。でも私はまだ釣れていないので、キャストしてラインが沈む合間を見て、おにぎりをほうばる。キャストしては沈めてひっぱり、キャストしては沈めてひっぱり、、、、朝から丸一日せわしなく、釣るのだった。

大尻沼は、丸沼温泉ホテルでボートの予約が必要。
この日はじめてボートをこいだH氏。オールがぺちぺちと水をたたく、、、。
朝から快調に釣り、ごきげんな店主
大尻沼の上が丸沼。奥に見えるのが、丸沼のダムサイト
 夕方、水通しが一番いいであろう大尻沼の一番狭まった部分にボートを止めた。風が吹き抜け、湖面が波立ってきた。うーん、イイ感じ。湖の中央に向かってキャストし、じっくりとラインを沈めてからリトリーブ。フライを湖面まで引き寄せてくると、下から白い影が追ってきた。フライを止めると、じっと見ては水中へ消える。フライを動かすとまた、下からふわっと現れた。魚はちゃんとフライを追っていたのだった。ラインが重いので、ある程度早めにリトリーブしないと、アタリがわからなかったのであった。

 今度はキャストして、早めにラインをリトリーブしてみた。するとラインがぐっと重くなった。反射的にあわせてみると、ラインの先が動いている。あ〜、やっと釣れた〜。35cmぐらいのきれいなレインボウだった。その後もすぐに、もう一匹釣れ、終了30分前に危うくオデコの危機を逃れたのだった。

 釣れた人、ちょっとしか釣れなかった人、釣れなくてカリカリきてた人、様々だったが丸2日間たっぷり遊んで大満足。また行きたいな〜。

■丸沼 大尻沼 菅沼
丸沼温泉「環湖荘」  
群馬県利根郡片品村 東小川4658-7
TEL 0278-58-2002 
http://www2u.biglobe.ne.jp/~marunuma/
終了30分前によ〜やく釣れ、満面の笑みのワタシ。「今までそこにあった危機。」の図
水底でマドラーミノーにくいついた、イケてるブラウン。45cmぐらいか、、、。

2004年のあなたのフィールドノートをお待ちしています。
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