![]() こんな浅くて広い所でライズが始まる。どこまでも歩いて接近できるのだ。 ![]() マタウラのカゲロウです。これは二本テイルの個体。どれも色はダークブラウンで共通している。 ![]() グッドコンディションだ。ニンフの1尾。 |
12.22.Sat.〜1.4.Fri. New Zealand 南島、北島 気温 / ℃ 水温 / ℃ 南島 マタウラ川へ 今年、年末に海外旅行が心配される中、ニュージーランドへ行ってきました。まず、オークランドで入国してからすぐにクライストチャーチへ飛び、そこで一泊してから早朝、インバカギルへ空路移動。レンタカーを借りて、一路マタウラ川を目指す。快適なドライブでゴアの町へ着き、早速ライセンスを購入する。 一週間のもので30ドル、約1600円ほどだ。宿へ向かい荷物をほどきすぐに釣りの支度に入る。24日の4時には釣りのスタートが切れる。この時期マタウラでは夜の8時頃からイブニングらしくなり、10時過ぎまで釣ることができるのである。こうして南島のブラウントラウトとの楽しい釣行がスタートした。魚には迷惑なだけかもしれないが。 今回は、マタウラの町の少し下流部からゴアの町の下流部を釣ることになった。事前のガイドの情報では、大きな水が出ていないので川の状態はよく、数年前の11月の大水から完全に復帰してマタウラのマッドライズが期待できるということであった。しかし、12月も末になってくると、天候がよすぎて水温が上昇してしまい、日中のカゲロウのハッチがあまり期待できなくなってしまった。 実際に計ってみると18℃もありこれにはびっくり。例年は夏でも15℃前後だったと思う。そしてさらに西風が吹く日が続き、ガイドによれば西風はマタウラではよくない風で、虫も魚も流れの底に沈んでしまうという。 そんな中でライズがみられないので、まずは瀬のニンフフィッシングで今年の釣りを開始した。そんな状況でも日中の釣りにはニンフが威力を発揮してくれ、いくつか魚を確保することができた。また少し日並みがいいときには日中のライズが有り、16番の小さなダンやスピナー、特に日中はビートルパターンで釣ることができる。 このあたりのマタウラ川はフラットな浅い流れが続く所があり、川幅いっぱいに流れる川の至る所にライズがみられることがある。ほとんどどこまでも川の中を歩いてライズに近づいてねらうことができる。しかし人気のあるポイントではさすがにすれている魚もいて、明らかにフライを選んだりティペットを見きわめているようだ。 |
| そんな魚はすぐにあきらめて別の魚をねらえば、比較的すぐにヒットしてくれる場合もある。そっと近づきしばらく待っていると、目の前でまるで手が届くようなところで60cmクラスのブラウンがライズを始めてしまうこともあるのだ。そんな魚にうまくライズの間合いにあわせてキャストできれば、ほぼヒットさせることができる。ただ浅い流れで水面を注視している魚の視野はきわめて狭くなるので、ちゃんとフィーディングレーンに乗せてやる必要があるようだ。今回も最終日にはそんな状況になり、マタウラ川のライズの釣りを満喫することができた。ヒットパターンは、CDCダン、スペントスピナー、ソラックスダンがカゲロウのハッチに有効だった。 一度残念だったのは、大きな落ち込みの強い流れの下流で、一時集中ライズがあった時だ。流れがよれて複雑な中でダンを補食しているはずなのだが、うまくダンパターンを流れに乗せることができずに、とうとうヒットさせられないで終わってしまった。急な土手が背後にありキャストしにくい上に、CDCダンがすぐに沈んでしまい、さらにドラッグがかかってしまうのだった。全て良形のブラウンばかりがひっきりなしにライズしていたがこちらの腕では太刀打ちできなかったのだ。 また、日中の状況が今ひとつだったので一度支流にでかけたが、やはり西風が強く苦戦した。本当に細い流れで、周りが牧草地の中を蛇行してゆったりと流れる川で、藻が繁茂している。水色はちょっとうす茶色に色づいているが透明で、普段はポイントごとに必ず定位している魚がみられるという。ガイドのお気に入りの川で、ひとりで釣りに出かけるときの、いってみればカーティスクリークなのだが、この日は普段の魚の三分の一もみることができなかった。 一匹いい魚をやっと見つけ、慎重にアプローチしてどうやらキャストもうまくこなして、ゆっくりとライズしてきた大きな魚の頭にも臆することなく(実際は、その事態があまりに絵に描いたようなものなので、一瞬信じられなかったのだが)、ゆっくりと竿を立ててセットフック!ガイドもやった!という表情だったのだが、なんとすぐに魚のあごからフライがはずれてしまう。 小さいフライ、5xティペットで大きな魚と対峙する場合は、ヒットの直後は魚に自由に走らせることが重要なようだ。いつもの癖でフライラインをつかんでいる左手を放すことができないで魚を止めようとしてしまい、逃げられてしまうことがよくあるのだ。 ゴアでは珍しく雷雲が発達して、雷となんとあられが降ってきた。そのためにニュージーでホワイトクリスマスを経験できたのだった。今年は日本人のパーティーが多く、我々がいる間に会った日本の釣り人は、7人にのぼった。中にはマタウラの町の一軒を共同で借りて長期滞在をしている人たちもいて、日本へのマタウラ川の浸透ぶりがうかがえた。そしてガイドのデビッドさんが例年のことだがよくやってくれて、とても楽しく過ごすことができた。しかし彼も、同行のYが雷の鳴り響く中でも釣り続けて次々に魚をヒットさせたのには驚いているようだった。 |
![]() 雷も何のその。連続ヒットでもう一つ、もう一つと終わらない。 ![]() こちらはイブニングのドライで出た魚。 ![]() 支流に入る。実際はもっと小さい細流であった。始めてニュージーのエビガニ、コウラを目撃した。 ![]() 午後のスピナーにライズしていた気むずかしい魚。 |

![]() このあとラインがアンカーチェーンに巻きついて悲劇が!大きかった。 ![]() 湖のプロポーション抜群レインボー。 ![]() やはり川の魚とは違う大きな尾びれ。 |
北島 ムルパラ アニフェニャ湖12/28~1/4 釣行の後半は、レインボーの鋭角的な引きを楽しむために、北島に戻ってタウポ空港へ到着。同じくライセンスを購入して、レンタカーでムルパラを目指す。宿はアニフェニャ湖の脇に建つアニフェニャロッジだ。 当初の予定では、自然公園内の源流部へヘリではいることを考えていたのだが、今年から夏の期間ヘリで源流部にはいることが禁止になってしまい、断念。ガイドの話ではハンターとの事故を避けるためという理由があるといっていたが、やはり厳しい源流部に釣り人が入りすぎて、魚にプレッシャーがかかりすぎていること。すばらしい自然環境と釣り環境を、夏場に訪れる国外の釣り人に荒らされてしまうことへの反発と規制という面もあるようだ。 たしかに我々は、ニュージーの人たちのようには税金を払っていないわけで、彼らの財産をいいとこ取りしてはすまないという気がすることもたしかだ。現在Fish&Game(釣り人による湖、河川の管理保護団体)でもこの点が論議されているようだ。 今年のアニフェニャ湖は、春のスタートの時期に良型が出て、久しぶりのダブルフィギュアーラッシュかと期待された。しかし、北島では11月に雨が続き、ほとんど晴れの日がないような状況で、モハカ川の上流部などは、ひどい被害でここ数年はいい釣りが望めないらしい。従って湖にも濁った水が大量に入り、1月近くでもまだかなりの濁りが残っていた。 水量は人造湖なので例年の水位だったが、岸からの釣りを左右する藻が今年は多くて、昨年ねらった藻の切れ目がふさがっていた。そこで手こぎボートを借りてねらうことにした。初めてボートで沖に出てみると、この湖が沖まで浅く続くのがよくわかる。湖面に出ている船の多くは、ゆっくりと走りながらスピニングタックルでキャストしている。本格的にトローリングするには浅すぎるようだ。 朝の6時くらいから湖面に出ると、小魚の跳ねに混ざって大きい魚のライズを、藻の切れ目近くで多数みることができる。やはり岸に寄ってきた魚が、藻の中のダムゼルや小魚を追っている。ボートを少し沖目にとめて、岸に向けてと沖目に向かって二人でキャストを開始する。 ラインはフローティングで始めたが、結構速くリトリーブするので、後半からはシンキングラインに変えた。シンキングのほうが空気抵抗が少ない分キャストしやすい。キャストする角度を変えながらやっていると、ガクッとロッドとラインにショックがきてヒットしてくる。フライがほとんど水面直下にあるために、ドライの釣りと同じようにガバッと水面を破って出てくるものや、ズシッと重たくなるだけのあたりや様々だ。 そしてブラウンは下に重たく引いていき、レインボーは鋭角的に鋭く走って竿をがくがくとふるわせてくる。しかしブラウンでも急にダッシュしてジャンプする魚もいて、気が抜けない。一匹かかるともう一匹すぐヒットすることが多いことから、ブラウンも数匹でクルージングしているようだ。湖の魚はコンディションがいい魚が多く、その尾びれも立派に広がっている。 |
| 今回のフライは、やはりガイドお薦めのウーリーバッガーだ。色は黒と茶色とオリーブ。これはレインボーとブラウンともにヒットしてきた。ところがレッドセッターを使うとレインボーしかヒットしてこない。好むフライには違いがあるようだ。ここにはスメルトがいないので小魚はゴールドフィッシュ、すなわち小鮒である。 胃の内容物はダムゼルが多いがウォーターボートマン、小さいタニシ、小魚が入っていた。ガイドのグレームさんによると、この湖では約3割がレインボーで残り7割がブラウン、ランギタイキ川ではその逆になっているそうだ。そしてブラウンが何かの事情で少ないときは、レインボーがとても大きくなるそうだ。 それはレインボーのほうがえさの消化吸収率が良く、ブラウンの数が減った分のえさをレインボーが食べて、ブラウンより効率的に大きくなるそうだ。しかし通常は、ブラウンのほうがえさを上手にとるために多くなるらしい。湖で一匹かなり大きなブラウンをYがかけてしばらくやりとりしたあと、船の近くに寄ってから油断した隙にアンカーロープにティペットが絡み、惜しくも逃がしてしまったことが悔やまれる。 ムルパラ ランギタイキ川、フラクシーキャナル 川の釣りの方は、ランギタイキの下流部と、フラクシーキャナルのさらに上流部に出かけた。下流部はダムの放水が一日中続き、高水位のために今ひとつであった。ビーズヘッドのニンフをタンデムで使う釣りだ。とはいっても、水量が多いときほど浅瀬に魚が出ているということで、それほどキャスティングに苦労しないですんだ。 レインボーが多いが、サイズが小さい。それでもYは、ちょっとした落ち込みで55cmほどのレインボーと、50cmほどのブラウンを立て続けにかけて、流れに乗られてバッキングまで引き出されてしまった。50mほど流れを下り、やっとランディングできた。 一方上流部は、最近フィシュアンドゲームが釣場開拓として、岸沿いに藪を切り開いて道を造ったポイントがあり、そこから始めてさらに上流へいいポイントを探して移動していったが、小型の魚ばかりで終わってしまった。こちらも水量が多く、ねらいきれない所があり残念だった。周りの景色は、すばらしく絶好の釣り場だったのだが。 今回、フラクシー方面は一度日中に出かけただけで、真剣にねらわなかったが、やはり10ポンドオーバーが出ているようだ。上流の湖の流れ込みへ行こうとしたが、道が悪く、レンタカーのセダンではいつスタックするかわからないのでやめてしまった。キャナルは満水状態で濁りも入り、釣らずに帰ってきてしまった。しかしアニフェニャで十分楽しめた。湖はいつか大物が出るのではと期待がもてるので、キャスティングの繰り返しのみだがやめられない。実際、大きな魚が離れた所ではねたりすると、どきどきしてしまうものだ。 こうして二週間もあっという間に終わってしまい、冬の日本に帰ってきたのだが、やはりニュージーランドのすばらしさに今年も圧倒されて帰ってきたのであった。 Text / Photo 緑川淳 |
![]() ここが新たに開拓されたポイント。とってもいいロケーションだ。 ![]() 川で釣れた朱点のはっきりしたブラウン ![]() ランギタイキ中流部の増水した流れに乗られて、出ていくラインをただ見つめる。このあと下流へ下ってやっとネットへ。 |
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| 2.3.Sun. Syon park Fishery , London 気温 / 13 ℃ 水温 / 9℃ ブリテン島の南に大きな低気圧が接近し、South England, Wales, Scotlandは暴風雨で洪水などの被害が発生する中、ロンドンでは突風が吹き荒れていた。寒くて暗い日が続くこの時期にしては珍しく、春のような暖かい風が一日中吹き荒れていた。そんな中、性懲りもなくロンドン市内の釣り場「サイオンパーク・フィッシャリー」に出かけた。我々ツーリストにとっては、天候の悪化ごときで、ただでさえ少ない日程を変えるわけにはいかないのだ。 雨こそ降らないものの、悪天候のせいか釣り人は他に4人ほど。広い敷地の中で、風の合間をみはからってのびのびとキャスト。池の深さはさほどなく、ゆっくりと流れがあり、水面は風で波立っている。フローティングラインにシンクリーダーか、インターミディエイトラインで、ダムセルニンフをリトリーブ。風下に向かってキャストし、アタリがとれるよう、やや早めにリトリーブ。すぐに、アタリがあり40cmほどのレインボウが何度も水面をジャンプした。 午後からの2匹まで釣れるチケットを購入したので、その後は、あたりの散策や、他の釣り人への冷やかしなどを交え、やや余裕をもって釣りをした。ほどなく、2匹目を釣り上げてしまった人は、公園内のコーヒーハウスで暖をとっていた。このチケット、もしこの日に釣れなかった場合は、今シーズンの期限内(4/1まで)にまた使用することができる。3月中にまたロンドンを訪れれば、釣ることができるのだ。釣った魚は敷地内の小屋にある秤でウエイトを量り、チケットに記入してボックスに入れて帰るというシステム。キャッチ&イートなので、釣った魚はすべて持ち帰る。 私たちのような旅行者はというと、公園内のFisheryの隣に熱帯園があり、そちらで魚を引取ってくれる。魚を持ち込むと、園内を無料で見せてくれるのだが、レインボウはここのワニやら熱帯魚たちの餌になるらしい、、、。以前、訪れたときに、釣り人に教えてもらったのだ。 めでたく釣れた人も、釣れなかった人も、ロンドンでの釣りをちょっぴり堪能し帰路についた。ロンドン市内からタクシーでも£20前後、地下鉄、バスを乗り継いでも出かけられるので、半日あれば十分フライフィッシングが楽しめるのだ。 Syon Park Fishery http://www.alburyestate.com Text / Photo 石川深雪 |
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![]() 「管理釣り場をナメてはいけません」と、つぶやく大東氏 ![]() 「ふっふっふ、今日は私が一番だ」と思いきや、、、 の濱武氏 ![]() 「きゃー釣れたー、おもーい!」と奥様 ![]() 「実は私の釣った65cmが一番でした!ふふ。」by わかこ |
2.16.Sat. パインレイクかわせみ 山梨県都留市 気温 / 10 ℃ 水温 / 3℃ 2月だというのに、今年はなんと暖かいこと。まるで桜が咲くころの、春の陽気を思わせる日が続く今日この頃。この様子なら、きっと魚の活性もよいだろうと期待して出かけてみた。朝のうちは10時すぎまで、ロッドのガイドが氷ついた。さすがに寒いが風はなく、陽が射してくるとポカポカと暖かい。 表層をアメマス軍団が泳いでいたので、フライをキャストしてすぐにリトリーブすると、一匹が追ってきてしっかりとフライをくわえた。40cmほどのきれいなアメマスだった。
![]() その後は、表層では魚がスレてしまったようで、いっこうにアタリがなかった。練習がてら、ロッドをダブルハンドの11'6"#7/8に替え、ラインは#9フローティングのシンクティップにしてみた。それまで振っていた9'#6に比べ、なんと楽にキャストできること。今まで一生懸命、ダブルホールをして飛ばしていたラインの距離と同じ長さが、ダブルハンドではロールキャストの一振りで飛ばせるではないか。多少の風が出ても、安心してキャストできるし、なかなか良いかも。 シンクティップラインでフライがしっかり水の底をトレースすると、ぐっとラインの先が重くなるアタリが。ラインをしっかり引いてアワせた。ロッドのさお先から伝わってくる確かな手ごたえ。ロッドが長い分、魚の引きが伝わる振動が大きくおもしろい。これは、大きいかも。ばらしてはいけないと、念のためさらにロッドを立ててもう一度アワセた。 ![]() ラインをリールに巻取り、ファイトのための準備は万端。魚はなかなか、近くに寄ってこず、グイーンとラインを引きだしたりして、楽しませてくれた。ようやくランディングすると60cmほどのレインボウ。ランディングネットがかなり、窮屈そうだ。今度は巨大なやつを用意しよう、アトランティックサーモンにも使えるように、、、。なんちゃって。 Text / Photo 石川深雪 |
![]() 北アルプスの麓での釣りの証明。雪景色。 ![]() コニカ展望台から降りてすぐの落差のあるいい渓相。 ![]() 雪の中で出た山女魚。えさをとってよく太っている。 ![]() 佳留萱荘前のいかにも大型の潜みそうなポイント。 ![]() イワナ ![]() ヤマメ |
3.24..Sun. 〜27.Wed. 蒲田川 岐阜県 気温 / ℃ 水温 / 10~14℃ 毎年、蒲田釣行で新たなシーズンが開始される。今年も友人のS氏と解禁後しばらくたって、少しは落ち着いた奥飛騨の川へ出かけてきた。 定宿にしている宝山荘のページではまだ大きな魚の報告はなくおとなしいが、順調に解禁したようだった。今回は特にフライの用意もせず、これまで作ってあったコカゲロウパターンで臨むことになる。 24日、日曜はゆっくり9時半に自宅を出る。やはり首都高で混んでしまうが無事松本へ着き昼食にする。しかし山から下ってくる車はつらら状態で、聞いてみるとノーマルタイヤでは怖いという。沢渡あたりはすっかり雪景色だが一応除雪されたので路面の残雪は少ないので助かる。トンネルを抜けるとさらに雪が多い。一部高架橋の所は融けずに残っていて慎重に走っていく。福地温泉をすぎると雪もなくなり一安心する。 栃尾にはほとんど雪もなく釣り券を買い、さっそく釣りの開始だ。今年は日釣り券が1000円で年券が5000円。4日の釣りなので日釣りになる。川へ行ってみると雪のため人が少なく、道灌松の堰堤にも車が止まっていないのでそこからはいることにする。 しかしそのころから雪が舞いだし、けっこう風も強くなり寒い。水温は10℃だ。ところが、吹雪に近いような中でも魚が出てきてびっくりしてしまう。どうやらハッチがあるようなのだが、雪でこちらには見えないようだ。魚のサイズは小さく、23cmくらいの山女魚だ。5〜6匹ほどはヒットさせる。やはり雪の日はいいという話は本当のようだ。フライはYがNZ用に巻いたソラックスタイプのフライで出てくれた。
25日はすっかり晴れてしまい、魚の出が渋かった。まずは神坂堰堤上のテニスコート下からはいる。堰堤の所に大きくプールを作ったので、今年はそこに水がたまってくれて下流の水色が澄んでいる。そこにひとり粘っているので、我々は瀬をつり上がっていくとコカゲロウが出始め、ライズする魚も出てきた。いくつかヒットさせるがやはりサイズは小さい。 午後はコニカ展望台から釣る。足洗沢からにごり水が出ているのでいい感じなのだが、魚の出は極端に悪かった。解禁から3週間、特にこの区間は水温も高く大物が出るポイントなのですっかりすれているようだ。水温は14℃。 26日も同じく晴れ渡り気持ちいいのだが、魚の出は今ひとつだった。コニカ展望台から釣り始めるが、落ち込みからこの日はイワナが出てくれた。いかにもいそうなポイントでしつこく流してやっとのヒットだ。サイズは少しアップして26cmから27cm。今年のイワナはとてもきれいな魚体である。 フライははじめガガンボに似せた、クイルゴードンパラシュートで出てきた。ブルーダンハックルとピーコッククイルのボディーだ。その後、S氏が最近いい思いをしているノーハックルサイドワインダーを使ってみる。山女魚が出てくれその効果を確認した。 午後は神坂堰堤下をやってみるが、ほとんど魚が出てこないまま終わってしまう。先行者が二人もいたのだ。すっかり暗くなって堰堤下の落ち込みで一匹釣ったイワナが、これまで釣ったことのない日光イワナのタイプでびっくりしてしまう。ヒレと腹の部分が赤く、側面にはオレンジの点がちりばめられている。まるでオショロコマのようであった。 最終日の27日は、前夜からの雨で川も増水していた。雨が止みそうもないし、昼過ぎには帰る予定なので、雨具をきて開始。濁りのない禁漁区上を目指したが、すでに先行者がいてあきらめ、テニスコートから上も濁りがひどくてだめ。前回はいった道灌松堰堤上は、濁るまで少しは時間が稼げそうなのではいることにする。途中一カ所ある階段の所から入る。笹濁りで、ヒゲナガラーバにぴったりの状況と読んだのだが、反応はない。 S氏のドライフライの方には何回か反応がある。一、二回コツンというあたりらしきものがあったが、それだけで終わってしまう。黄色のマーカーに二匹出てきてびっくり。やっとS氏が1尾釣って終わりになった。 今年の状況としては、水量もあり魚の数も多いのだがサイズが小さい。またどういうわけか中部工大近辺ではアマゴが混じる。胃内容物は、コカゲロウのダンが多いのだがエルモン、マダラのダンも混ざり、特に雪の日と次の日はウルマーシマトビケラのピューパが非常に多かった。ヒゲナガもラーバとピューパ、アダルトともに入っていた。やはり例年と比べると虫の展開は早く推移しているようだ。これからは、今見の堰堤下の高原川も本格化してポイントが増えてくるとおもう。雪代が本格化する前にドライの釣りをもう一度楽しみたいと思いつつ帰ってきた。 ロッドは3から4番のバットのしっかりしたものが、大物にも通用し風にも強い。フライは16番のコカゲロウがメインだが、ハックルの少ないものがいいようだ。またイブニング用には、14番以上のエルクヘアカディスや、明るいライトケイヒルがいいようだ。下流部には、マエグロヒメフタオが多いので、アダムスも忘れられないフライだ。 Text / Photo 緑川淳 |
![]() サクラマス釣りのシーズンを迎え、早朝から釣り人が大勢、立ち込んでいた赤川の河口 ![]() 月光川で、ドライフライに元気よく出てきたヤマメ ![]() 運河沿いに佇む、山居倉庫(さんきょそうこ)。明治26年旧藩主酒井家によって、庄内米の保管のために建てられた。二重の屋根と、湿気防止の内部構造が特長 ![]() 今も現役で活躍する山居倉庫の裏手には、夏の西日、冬の季節風から蔵を守る欅の並木が。 酒田市山居町1-1-8 |
3.28.Thu. ~ 29.Fri. 月光川 山形県 気温 / 10 ℃ 水温 / 8℃ 桜の花も散り始めた東京を後にし、山形県庄内地方に飛行機で行く温泉ツアーを利用して出かけた。今年は雪がかなり少なかったそうで、平野部に雪はまったく見られず、庄内平野を取り囲む山々や鳥海山の頂きに雪を残すばかり。 宿でレンタカーを借り、鳥海山の麓、日向川(にっこうがわ)、月光川(がっこうがわ)を目指した。海沿いの温泉地、湯野浜から松林にかこまれた街道を進むと、赤川の河口にかかる橋に出た。なにやら大勢の釣り人がいるではないか。それもそのはず、降海型のヤマメ「サクラマス」が海から川に戻ってくるシーズンだったのだ。赤川は明日の朝、チャレンジすることにして、先を急いだ。 おいしい庄内米が採れる田んぼの一本道を進んでいくと、鳥海山がぐんぐんと迫ってくる。なかなか雄大な景色だ。まずは、日向川で夕まずめのひとときを釣った。広い河原には石がごろごろと点在し、水量はかなり少ない。ドライフライになかなか反応がなく、ようやく出たのはイワナだった。 月光川から鳥海山を望む翌朝は、やる気十分のふたりだけ、4時に赤川へサクラマスを釣るべく出発。駐車場までレンタカーをとりに起こされた、フロントのおじさんはいい迷惑だったろう。赤川ではまだ暗いうちから、続々と釣り人が現れ、夜明けと同時に釣り始めた。 河口近くの流れは以外に重く、太い。ラインの重さが流れにとても間に合わず、フライが底をとる間もなく流されてしまう。そして、とっても寒い。ルアーを投げている人がほとんどなのだが、皆、目なし帽をかぶって完全防備。ふたりとも7時には退散して、ホテルへもどって来た。 朝食の後、昨日の日向川の隣を流れる、月光川へ向かった。水量は日向川よりも多く、遡行するにはちょうどよい。あちこちからドライフライにヤマメが元気よく飛び出した。石のまわりには、カディスやユスリカがうじゃうじゃとハッチしていた。一番、釣った人は1時間半ほどで4尾。 この辺りは初めて訪れたので、他の川も見てみようと車で移動。ところが、支流を見るつもりで、あれよあれよという間に鳥海山に上ってしまい、あっという間に雪景色の中を走っていた。積雪がまだ1〜2m残る中で昼食をとり、山を下った。 帰り道にある荒瀬川を見てから、ぷらぷらとホテルへの帰路についた。早朝から活動しているせいか、もうお腹いっぱい、という状況。酒田市の運河脇にある、なにやら趣のある倉庫を発見し、寄ってみることに。もう釣りはしないんだから、ウェーダーぐらい脱げばいいのに、ウェーダーのまま庄内米の歴史資料館にもなっている「山居倉庫」を見学。怪しい4人連れだった。 今回は、超お安い温泉パックツアーを利用した、早春の山形を堪能した旅だった。ひたすら温泉につかっていた人もいたし、、、。 Text / Photo 石川深雪 山形への往復は飛行機で。安いパックを利用すれば早くて便利。 |
![]() 河口湖の桜はまだ7分咲き。まだまだ、お花見が楽しめる ![]() 目がクリクリした、愛嬌のあるバス ![]() 西川の流れ込みの先端は、よいカケアガリになっていて絶好のポイント |
4.6.Sat. 河口湖 山梨県 気温 / 14 ℃ 水温 / 12.5℃ 例年4月に入ると河口湖のトラウトがおもしろい。水温が10度を越えたあたりから、 魚の活性があがり、たのしい釣りができるのだ。そこで天候がおだやかな土曜日に、河 口湖に出かけてみた。 桜の花は、7分咲きといったところで、お花見の人たちで賑わっていた。桜と富士山を撮影できるポイントでは、カメラの三脚が立ち並んでいた。例年いい思いをしている、西川の流れ込みに入ったのが9時半、すでにフライが二人とトラウトねらいのルアーが二人ロットを降っていた。 西川の流れはなくカケアガリの先端まで、ウェイダーなしで歩いて行ける。ただ各チャネルからは複流水があるようだ。8番ロッドにタイプ2をセットして、釣り開始。5投目で早くもアタリがありあわせると、確かな手ごたえ。ところが魚の引きの感じがなんか変。手元に引き寄せるとブラックバス。30センチほどだが、お腹が大きくスポーニングのバスのようだ。 ![]() 天気がよく、富士山の眺望がすばらしい このあと状況に応じてインターミディエイトや、フローテイングにシンキングリーダーにラインをチェンジしてみたが不発。ただ先端のチャネル付近にウエーディングして いる人はポッポッ釣っていた。「回遊しているトラウトはいないのだろうか」と思い つつ6時にロッドを仕舞う。結果は、バス3匹。天気もよく富士山も奇麗だし、ま、今回はお花見ということで、、、。 Text / Photo 石川信一 |
![]() 豊沢川志度平温泉上流部 ![]() 豊沢川志度平温泉上流部 ![]() 豊沢川の巻き込み |
5.3.Fri.~Sun. 岩手県花巻市起点の3日間釣行記 気温 / 14 ℃ 水温 / 9℃ 5月3日夕方、新花巻駅に到着し、予約していたトレンタ君で、地元の釣具店に直行。明日予定している豊沢川の遊漁券を購入し、情報収集。調べておいたガイドブック同様、取水場より上流がいいとの情報でした。この時期岩手では早いところは田植えが始まり、標高の高いところでは桜が咲いているような季節です。 豊沢ダムから流れる、豊沢川へ 1日目5月4日朝7時、取水場のある志度平温泉脇(花巻市街より車で20分)に車を停め川へ入ると、予想以上に水量があり、流芯の流れはかなりのもの。前日の雨と少々の雪しろの影響で水は多少濁りが入っています。川幅は豊沢ダムまで10メートルから15メートル程度、瀬と淵が繰り返し、ポイント多数です。 大淵が多く、3,4番のライトタックルでこの淵は難しく、高番手のシンキングラインでウエットを使いたいような流れです。早速、コカゲロウが数多く飛ぶ中クイルボディのグリズリーパラシュート16番を結び、水温測定。水温は9度、何とかなりそうです。まずは流芯脇の緩い流れにキャストすると、2投目に早速小さなヤマメが元気よく飛び出してくれました。出足は上場。同行した妻も何とかヤマメを釣り上げ、さあ釣り上がろうかと思いきや、水量が多いせいもあって、ウェーディングでの釣りあがりは危険な予感。後日、地元の方に聞いた話でも数キロに渡るような釣りあがりは終年難しいし、危険なようです。 ココでの釣りは切り上げ、車で1キロほど上流へ。道はある程度川と平行しており、温泉場や農道が多いせいもあって様々な場所から容易に川へは降りられます。その他の場所でも緩い流れや巻き込みに送り込んでやればヤマメ、ウグイを中心に数は堪能できます。ただ、型は20センチがせいぜいです。 こんな調子で4,5カ所を車で移動しながら釣り上がり型は小さいながらもヤマメとウグイに数多く出会うことが出来ました。その後、ようやく豊沢ダムへ到着。そこはダム湖、うーん・・・・降りる場所が皆無。水量が多いようで緑が茂った樹木がかなりの高さまで水に浸かってます。おまけに手前は枯れたアシが生い茂り、とても投げられそうにありません・・・・残念。 車を停めて眺めてみるとなにやらライズ。よく見ると40センチは越える魚体が10匹程度確認できます。コイかな?コイにしてはシルエットがスマートすぎるような気もします。ひょっとしてイワナ?距離もあったせいで確認できませんでしたが、そのクラスのサクラマス、アママスが十分に育つ環境は整っているように感じられました。地元の釣具屋には確かに40センチを越えるイワナの魚拓が豊沢ダムであがったことを証明してくれていましたし・・・・ ダムの上流は景色が変わり、水量も格段に減ります。水深も平均20〜30センチ程度。ただ、小さなヤマメの魚影は下流より濃いような印象を得ました。ここで、雨もぱらついてきたこともあり、本日の釣行終了とあいなりました。 年にもよりますが、この時期は北上川より内陸側では雪しろが入っていることもあり、事前の情報収集をおすすめします。また、田植えのシーズンにはいるとどこの川も水量が大きく変動するので取水場、給水場等の場所を地元で確認されたほうがいいと思います。 いやーそれにしても魚影は濃い。おまけに日釣り券がたったの500円、数年前のデータですが放流量は年間たったの200キロ。確実に天然魚が豊富です。どの魚も完全な魚体で、大満足の1日目でした。 |

| 盛岡、雫石川と御所湖を探るが、、、 2日目、5月5日花巻を午前4時に出発。花巻インターから2つ目の盛岡インターから車で15分。雫石川下流の御所湖へ到着。事前に調べていたガイドブックによれば50cmクラスのアメマス数多くあがるようなお話でした。目指すポイントの橋へ到着。前日同様水量は、かなり多めのようです。 ココも基本的にはダム湖ということで、・・・・やはり降りられない・・・ガーン。 唯一降りられるポイントでもヘラ師が竿を出しています。のっこみの時期のようです。湖自体は雫石川を含む数本のインレットが存在し、水深・湖自体の大きさ・ワカサギやヘラの稚魚などを考えても確実にモンスターの存在を予感させます。しかし、ここでも投げられない、降りられない・・・フロートチューブがほしい・・・・ 楽しみにしていた釣行でしたがココでの釣りは断念し、雫石川をのぼることにしました。数キロ上ったところで、川を見学。数は少ないながらカゲロウを確認できますが、水量はかなりのもので、明らかに雪しろが入っています。水温計を入れるとみるみる水温が下がっていき、5度まであっという間に落ちました。20分ほどドライでたたいてみましたが、全くの無反応。早々に切り上げ、車の中で思案。 昨年、同様の日程で海側の鵜住居川で、いい思いをしたことを思い出し、思い切って気仙川方面へ向かうことにしました。水沢インターを降り、気仙川を目指しますが、途中道路脇に絵に描いたようなフライ向きの川が現れます。川幅は3〜5メートル程度、石も多くプールや瀬も混じり、水も綺麗です。明らかに雪しろは入ってないようです。地図と照らし合わせると気仙川支流の大股川のようです。午前中、時間を消費したこともあるので、ここで腰を落ち着けることに決定。 早速、パラシュートを投げると1投目で反応あり、フッキングしませんでしたが、俄然やる気は出てきました。釣り上がる途中、ウグイの大群を発見。結構いいサイズです。その後、数キロ上流へ移動するとウグイの姿は消え、教科書通りのポイントで毎回1投目にイワナとヤマメが顔を出してくれます。大満足。 途中、水中を泳ぐネズミを発見。岩の下へ入っていきましたが、呼吸はどうするの?あのネズミは何でしょう?誰か教えて下さい。 大股川を探るのであれば、上流部がお勧めのようです(監視員さん談)ただし、道路から川へ降りるには急斜面を降りなければならず、よく場所を選んで下さい。危ないです。 この川ではとにかくガガンボが大発生。河原を歩くとそこら中でガガンボが飛び立ちます。焦げ茶色のガガンボです。巻いておけばよかった・・・・ |
![]() 大股川 ![]() 大股川下流 ![]() 大股川下流 |
![]() イワナ ![]() 大股川のガガンボ ![]() 大股川のウグイ |
岩洞湖、そしてカムパネラを見学 3日目、5月6日 午前3時に花巻を出発。盛岡インターから40分、岩洞湖を目指します。懲りずに湖を目指してしまいました。途中狐が飛び出してくるほど山深い所です。ひいちゃうとこでした。 岩洞湖もかなり大きなダム湖です。標高が高いためセーターが必要な気温です。盛岡から行くと湖奥側に大きなレストハウスと駐車場があり、そのレストハウス裏から湖へ降りられます。ここだけに少々の浅瀬があり、数メートルですがウェーディング可能です。ただ、浅瀬は狭く、3人程度が限界です。 地元のルアーマンが一人入っていましたので、その横で振らせていただきました。彼によると、この時期から明け方、スプーンでサクラマスが出るそうです。ここは冬季ワカサギの穴釣りのメッカで、足下に弱ったワカサギが確かに漂っています。ほんとに弱ってるんですね。手でもすくえてしまいます。 フローティングミノーやストリーマーをひいてみますがあたりはなく、15ヤードほど沖合でたまに単発のライズが見られます。ルアーマンによるとコイだそうで、コイがライズする日はよくないそうです。 何とかキャストはできるものの、ダブルハンドのシューティングでやっとのバックスペースです。午前中一杯で切り上げることにしました。 結局、岩手のダム湖を3つ見学しましたが、どの湖もポテンシャルは高いです。ただ、釣り人を寄せ付けない岸際がネックです。関東のようにフライやルアーに積極的ではないので貸しボートや駐車場がありません。釣り人は関東に比べれば皆無に等しいです。どの湖のバックウォーターもイワナ、ヤマメが豊富でワカサギ、オイカワ、ウグイが豊富なわけですから、おわかりの通りです。悔しいですね。そのうち数人でフロートチューブを浮かべてトライしてみたいものです。 その日の午後、岩手のロッドメーカー、カンパネラさんを尋ねてみました。突然の電話にも関わらず、宇田さん、石川さん共々暖かく迎えてくれ、大変楽しいひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました。地元故の貴重な情報も伺い、次回はカンパネラさんにガイドをお願いして釣行する約束をしてきました。その折はまた、こちらのフィールドノートに記載させていただきたいと思っております。なんだか、長くなりましたが、岩手の楽しい3日間でした。 Text / Photo 濱武晃弘 |
Air New Zealandでオークランドへ 雨が多く虹があちこちで見られた。 2投目のキャストで早くもヒット! 川に上ってきたばかり、フレッシュランのレインボウ |
6.16.Sun ~ 21.Sat. Tongariro River, Lake Taupo, New Zealand 気温 / 10 ℃ 水温 / ℃ Text / 石川深雪 Photo / 濱武和佳子 湖から川へ、スポーニング(産卵)のため遡上するトラウト 今年も、6月にスポーニングの最盛期を迎えるニュージーランド北島、レイクタウポに注ぐトンガリロリバーをはじめとする川に出かけた。レイクタウポは琵琶湖ほどの大きさで、そこにはいくつもの川が流れ込んでおり、レイクタウポで大きく育ったトラウトが、産卵のために生まれた川に戻っていく。 ラッキーにも私たちが到着する前日まで、まとまった雨が降り、川は濁り、トラウトたちは大挙して上ってきていた。
最初に出かけたトンガリロリバーのプールは、ハッチェリー(研究用のふ化場)裏の河原が開けて、釣りやすい場所。まだ、誰もロッドを振っていなかったので、ニンフを流しはじめるとすぐにヒット。湖から上がってきたばかりのフレッシュラン、レインボウだった。 |
ボート2艘でレイクタウポへ ヒット!リールを鳴らし、ラインが滑り出す ガイドのGraham Pyatt氏と |
Lake Taupoでボートフィッシング 2日目はやや小雨の降る中、レイクタウポに出かけた。トンガリロリバーの流れ込みがこの湖では最大のリバーマウスとなっていて、そのドロップオフに魚が集まってくる。川の増水とともに、いっせいに遡上を始めるのだ。ここでは、遡上を待つコンディションのよいトラウトが釣れる。例年なら数本に分かれる流れ込みが、今年はどういうわけか、一つになっていた。
ドロップオフぎりぎりにボートを止め、流れ出す方向に向かってキャスト。リバーマウスがメインのひとつしかないので、各ボートが並んで釣ることになる。私たちが分乗した2艘のボートでは、ほぼ全員がヒットし、「これで皆釣ったな。」とガイドのGraham Pyatt氏が言うと「俺はまだ釣ってないぞ!」と隣のボートから声がした。朝から一緒に並んで釣っていた、地元のおじさんだ。黒いラブラドール犬も一緒で、たまにボートから顔を出している。ようやく、そのおじさんにも魚がヒットし、犬も安心した様子でランディングを見守っていた。 |
Hinemaiaia Riverの下流部、唯一立ちこめるポイントで一人づつ順番にヒット |
地元の釣り人も驚くほど真っ赤な、スポーニングカラーのレインボウ |
上流の深いポイントからは、次から次へと、魚をランディングするために釣り人が下りてきた |
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3日目、昨夜降り続いた雨で、トンガリロをはじめとするいくつもの川は、チョコレート色に濁ってしまい釣りにならなくなってしまった。やはりレイクタウポに流れ込む川で、湧水の川なら濁りも薄いだろうとHinemaiaia Riverへ出かけた。ここは、国道1号線にかかる橋から下流、レイクタウポに流れ込むまでの300mほどが、通年オープンだ。橋から上流は、魚の保護のためシーズン以外は禁漁区となる。 他の川はどこも濁って釣りにならないと、大勢の釣り人がこの川に集合していた。川幅は3〜4mと広くないのだが、深くて重い流れだ。川に下りられるポイントごとに、地元の釣り人たちが、胸まで立ち込んでニンフを流していた。私たちには、到底、太刀打ちできない。 一箇所だけ、開けたポイントがあり、そこならなんとか川に入れそうだった。流れが絞られて、一瞬深くなっているところに4人で順番に、ニンフを流すと、なんと面白いように、次々と魚がヒットした。夕べの雨で、たっぷりと魚が上がっているのだろう。4本の魚をたてつづけにヒットしたポイントは、ほんの2mほどの同じ流れの中だ。 上流からは、次々と、ヒットした魚をランディングするために、釣り人が魚をかけたまま下りてきた。その度に、釣りを中断して、ネットを持ってすくってあげたり、場所をよけたりと大忙し。この日は、この川のほんの数十メートルのエリアだけで、いったい何本の魚がランディングされたのだろう。実際に見ただけでも、30本はかるく越えそうだ。全く、なんてところなんだろう。レイクタウポって、やっぱり凄いところだ。 |
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左)ヒネマイアイアのリバーマウスで、偶然、オークランドから釣りに来ていたGraham氏の友人に出会った。一番右のハリー氏は、軍隊をすでにリタイアし今は悠々自適生活。「ハリーは、素晴らしいクラシックキャストをする」と、これまた超ロングキャストができるGraham氏が言っていた。機会があれば、ぜひ見せてもらいたいものだ |
Graham氏の友人Rex氏の家で、ディナーをごちそうになった。ローストビーフにゆでた野菜を添えて |
奥で料理をするRex氏。素敵なキッチンだが、リタイア後は一人暮らし |
Graham氏が自宅で料理してくれたスナッパー(真鯛)。一人暮らしのおじさまたちは、皆、料理上手 |
ちょっとした森の中にトラウトセンターがあり、トンガリロリバーの河原へ降りられる |
ハッチェリー内のピクニックテーブルで、ランチブレイク |
子供達が釣りを覚えるための池。30cmほどのレインボウの子供達?が泳いでいる |
| トンガリロリバー沿いにある「トンガリロ ナショナル トラウトセンター」には、研究を目的にしたトラウトのハッチェリー(ふ化場)と、現在建設中のビジターセンターがある。タウポエリアでは、トラウトはすべて自然産卵によるもので、稚魚の放流はしていない。研究用にふ化させた稚魚は、子供達にフライフィッシングを教えるための池に放されるほか、タウポ以外のエリアに放流されている。 5〜9月の毎月1回、ボランティアで集まった釣り人たちが、このChildren's Poolで6〜14才の子供達にフライフィッシングを教えている。子供達は釣りに親しみながら、自然の生態系をも学んでいくのだ。Graham氏や、フィッシングガイドのGraham Pyatt氏も、毎回参加している。 |
| トンガリロリバーの各支流はスポーニングストリームなので、どこも通年禁漁区。この時期は、多くのトラウトの姿が見られる |
右上)新しく建設中のビジターセンター。以前あったものは、大雨で増水した川に流されてしまった。ここの建設委員会をまとめているのがGraham 右下)トラウトの生態の展示コーナーや、スライドが見られる施設もある 下)トラウトが遡上してきている様子が、川底のガラスからよく観察できる |
| トンガリロリバーを国道一号線が渡る橋のすぐ下、ブリッジプールからひとつ下のプールは、ウェットフライを流すのに向いている。川の中央まで立ち込んで、対岸に向かってキャストし、シンキングの9番シューティングラインで、フライを底まで沈める。 ラインが沈んだあたりでフライが流れを横切ると、ラインが底石をなめる感覚が伝わってくる。そして、それと違ったコツコツというアタリがあれば、魚だ。アタリをよく聴いてから、思いきりロッドをたててあわせる。最初のアタリこそかすかだが、フッキングすれば、魚は流れを突進し、ジャンプし、それはスリリングな時間が味わえる。フッキングが甘く、ばらしてしまった魚もあり、まだまだ経験が足りないな〜と実感。 川の濁りがとれた後は、たっぷり魚が入っていた。 |
| 湖の湖畔に設置された犬専用のうんこ
BOX。ビニール袋も脇についている |
今回は、ちょうどタイミングよく雨が降り、川に魚が上がってきていたので、ニンフ、ウェットとも釣ることができて、とてもよい経験になった。トンガリロリバーはロングキャストが必要なので、難しい川だという印象が強かったが、魚さえいれば、なんとか釣れるものなんだな〜と実感。雨が降ったあとは、朝一番乗りでプールに入れば、かなりよい確率で魚をキャッチできそうだ。また来年までに、もっとうまくキャストできるようになりたいものだ。 |
| 10.5.Sat. 加賀フィッシングエリア 気温 / 25 ℃ 水温 / ℃ Text 石川信一 / Photo 石川深雪 芦ノ湖にしようか、本栖湖にしようか、でも時期はまだはやいし。でも釣りには行きたいし。そこで加賀フィッシングエリアに出かけた。朝晩は涼しくなったもの、日中はまだまだ暑い。到着は8時。すでにたくさんの人がロッドを振っていた。表層付近に魚が見えるので、6番ロッドにフローティングラインにシンクリーダーをセットして釣りはじめる。が、アタリなし。フライもニンフ、ソフトハックルなど交換してみるが空振り。 釣りはじめてすでに3時間になるが、釣れない。どんなフライに交換しようか考えて、リトリーブしていると確かな魚の感触。でもあわせ切れ。お昼前には、1匹釣りたいな。と思いながらリトリーブ。そろそろお昼にと思った時間にやつと1匹キャッチ。うれしい。 |
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右)レインボウ |
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| 下)加賀フィッシングエリアのレストハウス。レストランでは、ゆっくりと食事ができる |
午後は、マーカーで釣ることにした。ひさしぶりのマーカー釣り。おもしろい。でも4回アタリがあったももの、1匹キャッチするのみ。夕方といっても4時半ごろスペシャル・ポンド横の池に移動するとライズが多少あり、ドライフライをためしてみた。2、3投目でバシャと魚が出てくれ、クイクイと引く。寄せてみるとブルック。このあとドライフライで通してみたが、つづかない。釣果は、3匹。天気もよくて、ほのぼのとしてたのしい一日だった。 左)レストルームの屋根にある風見鳥ならぬ、風見魚。 右)今日もおつかれさまでした! |
| 10.13.Sun. 本栖湖 気温 / 18 ℃ 水温 /18 ℃ Text 石川信一 / Photo 石川深雪 やっぱり本栖湖が気になるので、3連休の真ん中に出かけてみた。 7時半には中央道の国立・府中インター付近ですでに渋滞。結局本栖湖についたのは、9時近くになってしまった。 水量は比較的多く、透明度は普通と、いったところ。水温は18度。まだ温かさを感じる。でも、ウインドサーファーの姿は消えていた。 とりあえず観光船の桟橋付近をフローティングラインで広く探ってみる。フライはフェザントランプ(イエ ローダイド、オリーブダイド)のフェザーをウエットフック#12に巻いたもの。今年の春は、このフライで放流魚をけっこう釣った。途中、タイプ2にラインをチェンジしてみたが、アタリなし。 |
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上)紅葉の時期の3連休とあって、帰りは大渋滞。東京に帰りついたのは12時だった! |
午後は、田村岬付近をラインをチェンジしながらストリーマ、ウイリバガーなどリトリーブ。やっぱりダメ。 山側の森の湖畔を歩いて移動、水面にはカメムシが多数落ちており、沖ではハヤのライズにまじりレインボーのライズも見られる。このカメムシにライズしてそうだ。すぐに落ち込む水中に目をやると、体長3〜4センチのヨシノボリが多数見える。また場所によって岸際に、体長5センチほどのハヤが群れている。 気になる場所で、タイプ4のラインにスクイレルゾンカー(7Xロングフック#6)を結んでリトリーブしてみる。アタリなし。さきにライズが多く見られた場所にもどり、ドライフライをためしてみる。キャストして、ひたすら待つが魚は出てくれなかった。残念。 やっぱり難しいだけに、おもしろい。 |
丸沼の紅葉はやや、終わりか。 大尻沼では真っ赤な紅葉が、湖面に映っていた 霧が出ると、魚の活性が一気にあがり、おもしろかった |
10.19~20 Sat. Sun. 栃木県丸沼・大尻沼 気温 / 10 ℃ 水温 /16 ℃ Text & Photo 濱武晃弘 今回の釣行はファンテイルさんお隣の、マウンテンブルックの寺川さんに誘っていただき、私他6名での釣行となりました。 初日、午前7時に丸沼へ到着し、有漁券を購入がてら状況をうかがってみるとまだ少し時期が早く、あまりいい状況ではないとのこと。水温を測ると16度、確かに少々高い。翌日は丸沼でのボート釣りの予定でしたので、この日は立ち込み。 結果、あたりなし、無論釣果なし・・・紅葉最高・・・贅沢なキャスティング練習。 翌日、大尻沼でボートです。水温は朝から16度。いやーな予感。 ボートに乗り込み、シューティング タイプ4ヘッドにオリーブのブービーフライをセットし、ハーリング移動。 湖中央でもたついていると早速ヒット。漕ぐ速度が落ちたのがよかったみたい。 その後移動を繰り返し、岸際、駆け上がりを丹念に探るもあたりなく、お昼ご飯。 同行者も似たような状況。 午後から小雨がぱらつき霧が立ちこめてくると、水温も13度まで低下。一気に活性があがり爆釣。 ソフトハックルを静かにキャストし、スーっと引っ張るとクッとラインが持っていかれます。 反応がいいだけにこれが楽しく、結構はまってしまいました。 その後の移動はタイプ4と、フローティングにソフトハックルという2本仕立てのハーリング。どちらの竿も竿が飛んでいきそうな勢いの明確なあたり。同行者のKさん、2本同時にヒットしたようで、両手にロッドを持つ始末。その姿は端から見てると怒られそうですが、結構間抜けな姿です。 結果、無論釣果は上々・・・紅葉最高・・・やっぱり釣れた方が楽しいです。 来年の菅沼が一段と楽しみ。 |
タイイングデモのコーナー。ソフトハックル の巻き方や、ウェットのウィングの付け方の コツを熱心に聞かれる方が多かった ![]() つり人社営業部の岡村氏。フェスタではバーテンダーに変身 |
11.30~12.1. Sat. Sun. フライフィッシング フェスタ 横浜パシフィコ Text 石川深雪 フライフィッシングのメーカーやショップが出展し、フライキャスティングやフライタイイングが体験できるイベント「フライフィッシング フェスタ」が横浜で開催されました。今年は3回めとあって、キャスティングができるコーナーには試し振りができるタックルを持ったお客さんが、長蛇の列を作るなど盛況でした。 今回はタイイングデモのコーナーで、少しばかり参加させていただきました。以外にも、基本的な部分の巻方のコツが分からないという方が多く、びっくり。ショップで一言掛けてもらえれば、いつでも巻いて見せられますので、お申し付けくださいまし。 Fly Fisherが出展していたブースの「Bar」で、すっかりくつろぐふたり あと、びっくりするほど簡単にできる「グローバグ」を巻いて見せると、辺りから「お〜っ」と声が上がっておりました。 |