Field note 2000


1.6.Thu. Syon Park Fishery, London
気温5 ℃ 水温 ℃  雨のちくもり
ロンドンの中心部から西へ、地下鉄やバスを乗り継いで行けるSyon Parkにフライフィッシングの釣り場があるというので、ロンドンまで出かけたついでに行ってみることにした。(タクシー30〜40分)Syon Park正面の入口から園内にクルマを走らせると、右手にはかつてノーサンバーランド伯爵のために造られた石造りの屋敷「Syon House」が見えてくる。一般の人にも内部を公開しているが、重厚な内装が素晴らしいらしい。ほかにもPark内では美しいガーデンが楽しめるということだ。

Fisheryの敷地内は、冬だというのに青々と茂った芝生が辺り一面に敷かれ、横長の池に水がたたえられていた。人影はなくオフィスらしきものも見当たらない。はて、どこでチケットを買ったらよいものかと、あたりをウロウロしていると、遠くから黒いラブラドール犬を連れた人が歩いてきた。フエルトハットにツイードのジャケット、ウールのズボンにニーブーツ、フィッシングバッグをたすき掛けにし、背筋をピンと伸ばして歩く姿はまさに英国紳士。「Fishing?」「Yes」「それは結構。」どうもこの釣り場の管理人らしかった。
8:30~1:00までリミット2匹で18ポンドのチケットを購入。およそ3600円、釣った魚はすべて持ち帰らなければならない。2匹釣ったら終わり。「なんだ、すぐに釣れて終わってしまうかも、、。」などという身の程知らずな不安を抱きつつ、早速、釣りはじめることにした。
池は細長く全長800m程、幅は20〜40mある。池の中ほどにアーチ状の鉄の橋が掛かり、彼方には林が広がる。自然がよく整備された公園という感じだ。岸際の水草はフライが引っ掛からないように刈り取られていた。
6番のタックルにインターミディエイトライン、フライはダムセルニンフをセット。ところがインターミディエイトでもシンクレートが比較的早いラインを使っているのと、ウエイテッドニンフのため底を引きずってしまいどうもアタリが取りにくい。全体的に水深が浅いようだ。ラインをフローティングに変え、フライを白いストリーマーにして、リトリーブ。
釣りはじめて1時間ほどでようやくアタリがあった。ククッとラインが引っ張られ、ロッドであわせると、グイグイと水の中を走る確かな手ごたえが。ロッドがよくしなり、魚がジャンプ。水中でグリグリと頭を振られ、フックがはずれてしまった。思いもかけず、大きなレインボウだったようだ。


1月のロンドンは寒い。ホテルからポットに入れてきたお茶で一休みしていると、釣り人が2人やってきた。「Big Cold! 寒いね。」「はあ、そうですね。」と答えると、この方々もまた、オイルドジャケットにバッグ、そしてニーブーツ。腰には大きな三角のランディングネットを下げている。絵に描いたようなブリティシュスタイルだ。「さすがロンドン、釣り人もオシャレ〜。」などと関心していると、また1人、2人と釣り人がこちらに歩いてくる。この人たちもまた老紳士でカッコイイのだ。だんだん、自分たちが場違いに思えてきた。ジーンズにフリースにジャンパー。いかんせん、こちらはアジアから来たツーリストなので、荷物もコンパクトにしようとベストなども省略していたのだ。
と、勝手に恐縮していると皆、「Hello, どうですか、釣れますか?」などと話しかけてくれる。身なりだけでなく、実に紳士的で優しい釣り人ばかりだった。それに、この寒い時期に釣りに来るだけのことはあって、皆さんキャスティングの上手いこと。水辺にすらりと伸びるフライライン、じつに優雅な風景です。

10時を過ぎたころから、ポツポツとあちこちでロッドがしなるようになった。どのレインボウもヒレがピンと張り、40〜50cmの立派な巨体。いわゆる管理釣り場なのに、どうしてこんなに放流魚がきれいなのか驚きだ。釣れた魚は、柄がシャキンと伸びる三角の大きなネットですくい、即座にプリーストで頭をコンと一撃。プリーストは、15cmほどの木の棒の頭にブラスがついていて、それで魚の頭を叩き、魚を苦しめることのないよう即座にあの世に行っていただく為のもの。名前の由来は「司祭」ということらしい。魚はバッグにするりと収める。

風が強くなり、水面が波立ってきた。流れの方向に逆らわないようにキャストし、フライを沈めていると、ドンというアタリ。ズリズリとラインを引きだしながら、魚が走る。ようやく取り込むと、50cmほどの立派なレインボウだった。あいにくとネットもプリーストも持ち合わせていなかったのだが、ネットは近くにいた釣り人が貸してくれた。プリーストの替わりに拾った枝で頭をコン。この2つは必需品だ。
1時5分前にようやく2匹目をキャッチ。先程の魚に比べ小ぶりだが、ヒレも完ぺきで元気なレインボウだった。
英国の釣りの雰囲気がほんのり味わえる環境のよい釣り場で、質のよい魚が釣れ、釣り人も上品。ロンドン市内からすぐ近くなので、ちょっとした息抜きにはお勧めです。ロンドンにお越しの際は、パックロッドをしのばせて出かけてみてはいかがでしょう。/石川み

Syon Park Fishery, London
Day Ticket (4Fish)£26.00, Three Quarter (3Fish)£22.00,
Morning/Evening Ticket (2Fish)£18.00,

1.7.Fri. Walthamstow Reserveries, London
気温4 ℃ 水温 ℃  強風
ロンドンの地下鉄Victoria LineのTottenham Hale駅で下車、123のバスに乗り3分ほどのところにあるリザーバー。テムズ川の支流にあたるリー川に添って10もの池があり、そのうちNo4、No5の2つの池がフライフィッシング専用の釣り場になっている。他はコイのえさ釣りなど他のメソッドになっている。リザーバーには水鳥や野鳥が多く生息し、野鳥観察に来る人も多いらしい。
朝の9時に到着し、ロッドライセンスと釣り場のライセンスを購入。そして目に飛び込んできた池の大きさにビックリ。ひとつの池が加賀フィッシングエリアの4つの池がスッポリ入ってしまうほどだ。あまりに広いので、フライの池までどうたどり着けばよいのかわからない。コイ釣りに来ていた親子が見かねて、私たちを案内してくれた。釣り人は皆親切だ。
池の周りはレンガで護岸されていて、まさに貯水池といった感じだが岸近くの水中には岩がゴロゴロしている。岸より7〜8メートル先までは水深40cmぐらいと浅く、その先から深くなっているようだ。あまりの広さと、人影のまったく無さに「こんなところで本当に釣れるのかいな。」という印象だ。

とりあえず表層から探ろうと、フローティングラインをセット。フライはホワイトマラブーで巻いたストリーマーを試すことに。ところが、夕方から崩れるという天気予報が早くも的中。広大な池の水面を渡る風は冷たい。強風でキャストもつらい。キャストを続けて2時間半、まったくアタリなし。
そこでラインをインターミディエイトに変えて、フライもダムセルニンフに変更。水深も変えながらリトリーブしつづけるが、これもアタリなし。だんだん選んだ場所も自信がなくなり、そしてフライにも自信がなくなる。こうなると絶対といっていいほど釣れない。早くも午後1時半にギブアップして引き上げた。オデコだ。
ここでも季節がよいときには果たして、そこそこ釣り人で賑わい、魚も釣れるものなのだろうか、、、。疑問を残しながら寒風吹きすさぶリザーバーを後にし、フィッシュ&チップスをほおばるのだった。/石川
Day Ticket (2Fish)£10.00,



1.19.Wed. 栃木県 加賀フィッシングエリア
気温 ℃ 水温 ℃ (生暖かい感じ)  曇り
2000年の初釣りは、実は我が家からすごく近いことがわかり(1時間半位)、最近通いだした加賀に行って来ました。朝一番からスペシャルポンドに入りました。思った程寒くはなく、ライズも若干ですがあります。まずはタイプ2のシンキングでマラブーパターンをキャストしました。タックルは#6です。
まだ陽のでない暗いうちに、ひったくるようなアタリが。ほとんどカウントダウンしないうちにきました。真冬でも魚は表層にいるようです。キャッチしたのは20cm台のレインボーでした。ここはスペシャルなのに…(小さい!)。その後午前中は飽きた頃にやっとアタリがある感じで、8匹程キャッチできました(全部20cm台でした)。色はブラウン系が良かったと思います。

午後になり気温も少し上がってくると、水面直下で何かを吸い込むようなライズが増えてきました。風も出てきて水面にさざ波が立ちだしました。これはドライで出る!と直感し、まずは加賀の定番パターンの#8のパラシュートをキャストしました。
第1投目からガボッと反応はあるのですが、ぜんぜんフッキングしません。5回、6回とアタックはあります。一度は50cmはあろうかというレインボーがフッキングしたのですが、ジャンプ一発はずされてしまいました(惜しい!)。フライは、ボディが水面下に沈むハーフシンクのイマージャーの様なパターンなので、フッキング率はそんなに悪くはないはずなのですが、いかんせんサイズがでかすぎる様です。
そこで河口湖用に巻いた#16のユスリカのドライに変えると、一発で出ました。そんなに大きくはありませんが(やはり20cm台)、ドライで釣った喜びは大きいですよね。でもその後は風が止んでしまい、ドライへの反応はなくなってしまいました。
またシンキングに切りかえ、マラブーパターンをキャストし続けましたが、なかなかアタリがありません。もういい加減飽きた頃にやっと20cm台のレインボーがヒットし、10匹目を釣ったところで初釣りを終了しました。/神田

2.12.Sat. 静岡県 ジュネス
気温11 ℃ 水温12 ℃  強風
静岡県は大井川の河口になんと「トラウトのルアー&フライ釣り場が出来たらしい。」という噂をきき、出かけたついでに寄ってみることにした。辺りは昔からウナギ養殖が盛んな場所。河口沿いには至る所に養殖池が見られる。大井川の伏流水を利用しているそうで水温が安定しているという。しかしながら、暖かい静岡県の海べりで本当にトラウトが釣れるのか、、、と大井川港の辺りをウロウロしていると、あった、ありました。

のどかな風景の中に突然、釣り場が。すでに大勢の釣り人で賑わっていた。2月だというのに暖かい海風がビュービューと吹く中、水面が波立ちあちこちでライズが。キャッホー。さっそく午後券を購入し釣り始めた。魚の活性はとても高く、風でラインが飛ばないのに手前でもガンガンとアタリがある。インターミディエイトラインでフライを沈めてリトリーブすると、25〜30cmの元気のよいレインボウが存分に楽しませてくれた。フライサイズを#8と大きくすると、45cmほどのレインボウがグイグイとラインを出してくれた。久しぶりにたっぷりと、魚の引きを堪能。でも強風の中、ロッドを振り続けたので筋肉痛になってしまった。穏やかな日なら、きっとドライフライも楽しいんでしょうね。/石川み
ジュネス 静岡県志太郡大井川町利右衛門115
Tel: 054-622-7123
1日¥4,000・午後券¥2,800・ナイター券¥2,800
3.27.Mon. 岐阜県高原川水系蒲田川
気温3~10 ℃ 水温13~15 ℃
27日早朝4時に自宅を出て、コカゲロウの出始める10時前後に到着する予定で中央道を進む。目的の栃尾温泉には予定の時刻に到着し、さっそく釣り券を買い川へ向かう。
まずはすぐの道灌松の堰堤から川の様子を観察。やはり事前情報の通り水量が少なく、例年分流している流れが手前側一本しかない。その上のいつもは合流点になっているところから竿を出すことにする。例年通り濁りが少し入り、時間も良いのでコカゲロウが2種ほど盛んにハッチし始めている。一つは16番でボディーが黄色く、もう一つは14番でボディーがダークオリーブである。ウイングは小さい方が濃いダークダンだ。
しばらくつり上がるがライズしている魚もなくフライにも出てくれない。しかし激戦区の蒲田では、ここで粘ってつり上がらなくては魚を手にすることはできないので、途中で一休みしながら神坂の堰堤下まで進んだ。

だが結果は全くのノーフィッシュ。同行のT氏がそれでもヤマメを2尾ヒットさせてワンキャッチ。22cmほどか。よく太った蒲田のヤマメだ。そのあとはいったん車に帰りさらに下流の道灌松堰堤下流をやるが、日中の虫の出に反して夕方は静かで、結局初日は、一匹も魚の顔を見ずに終わってしまった。S女史も初日でキャステイングの調整をかねながら釣るがやはりノーフィッシュ。T氏は堰堤上にはいり魚が水面下で動く気配はかなりあったそうだが、ヒットまでに至らず終了。あとから合流したS氏は、夕方一時間釣ってヤマメを一尾キャッチする。/緑川
3.28.Tue. 岐阜県高原川水系蒲田川
気温3~10 ℃ 水温13~15 ℃
28日は朝から神坂の堰堤上に分かれて入渓する。展望台ポイントから佳留萱まで釣って巻き返しのイワナポイントでやっと魚を見つけるが、フライに2,3回反応しただけで口にしてくれなかった。人が多くポイントが休まる暇が無いのでかなりの苦戦だ。
しかしいつも通りコカゲロウのハッチは多く、すでにエルモンヒラタカゲロウとマエグロヒメフタオカゲロウがでている。またヒゲナガカワトビケラの抜け殻と成虫もたくさん見られた。ヒゲナガは夕方にずいぶん出ているはずなのだがどういう訳か水面で羽化してスケーティングする姿や上流へ飛翔する姿を目にすることがここ蒲田では無い。どうしてなのだろう。

佳留萱で4人ほどにブロックされてしまい、いったん昼食にする。3時頃から同じポイントを再度挑戦するが、夕方まで粘ってやはりノーヒットで終わってしまった。佳留萱から上流へ入ったS&T氏は、良形のライズする魚影を確認するがフライには出なかったらしい。それでも23,4cmのヤマメを数尾ずつヒットさせる。S女史は沈んだフライにあたりがあったがすぐにばれてしまったと残念がっていた。/緑川
3.29.Wed. 岐阜県高原川水系蒲田川
気温3~10 ℃ 水温13~15 ℃
29日は前夜からの雨のために濁りと増水が心配されたが、川はほんの2,3cmの増水であった。天気予報では昼過ぎあたりから雨になる予定だ。
9時頃に佳留萱下に入渓して、小雨がぱらつくなかハッチの始まりを待つ事にする。この日は天気のおかげか釣り人が少ない。しかし待っていると餌師が一人上がってきてしまう。
話をすると今日は先行者もいなくすでにいくつか出ているようだ。先に行ってもらい、しばらく待って釣り始める。ガガンボが出始め、ハッチの開始が近い時刻になった。はじめてすぐにヤマメがヒット。さい先が良いと喜ぶがあとが続かない。中部大学横までゆっくりと粘りながらつり上がり、やっとイワナを一尾ヒットさせて昼食にする。
中部大学のところのプールではヤマメが数尾ライズを繰り返していたが手強く、ハックルを巻いたフライでは全く出てくれない。S氏がいいと言っていたノーハックルサイドワインダーに変えると、一尾出てくれたがヒットせずに終わる。数回流して見破られるともう出なくなってしまう。プールの魚はねらい出すとすっかりこちらが遊ばれて終わってしまう。

食事のあとに展望台から入り、すぐのプールで巻き返しの泡のなかでライズする魚を発見。2,3尾いる様子。そっと近づきキャストすると、すーっと上がってきてよくフライを品定めしてからくわえたのだが、合わせると空振り。一歩あわせが早かったか。25cmオーバーの魚に見えたのだが残念。
その後、雨があられ混じりになる中、プールではライズする魚もいるのだが、フライをすぐに見破ってしまう。夕方6時半まで粘るがだめであった。S&T氏は神坂堰堤上の分流帯に入り良形も出たようだがヒットしたのはレギュラーサイズだけだったようだ。/緑川
3.30.Thu. 岐阜県高原川水系蒲田川
気温3~10 ℃ 水温13~15 ℃
30日。最終日で曇り気味。昨夜の雨が、朝方から雪になり新雪の釣りになる。それほどの量でなかったので助かった。
この日は少し人を避けてみようと、今見の堰堤下流のトンネルあたりでイワナをねらって出かけてみる。水温は8℃で、蒲田川よりは低いことは確かだがドライで出ない温度ではないのでしばらく粘ってみる。11時過ぎてもハッチが無く結局魚の姿を見ることはできなかった。

昼過ぎに神坂の堰堤から分流帯にはいるが、天候の回復で釣り人が多く始めるとすぐに前の人に追いついてしまう。ライズする魚もいるのだがやはり遊ばれて終わってしまう。瀬の中の魚が一度反応してくれたがこれも一度だけであとは出てくれない。
この日の虫の出は最高で、おびただしい数のコカゲロウが出て、水面を流されているものや風にあおられて上流へコロコロと吹かれていくものなど、それはすごい数であった。食事をはさんで夕方まで釣るが、イワナとヤマメを一尾ずつヒットさせて終わる。このヤマメはノーハックルサイドワインダーでやっとヒットさせたものだ。


結局、今回はこれまでで一番魚に恵まれなかったが、春のコカゲロウの釣りの経験は貴重なもの。日本でのマッチングハッチの釣りができるのは、この時期だけといっても良いかもしれない。しかし今回の人出はすさまじく、ポイントが例年よりも短いことと合わさって厳しい釣りであった。
最近発売されたビデオの影響が大きいのか、撮影した神坂の堰堤上に車が集中していた。しかし30日にも地元のベテランは、30cmオーバーのイワナを筆頭に4尾ほど夕方の一時にヒットさせているし、S氏も竿を持つ手がすくむほどの良形を目にしているので、ねらい方と幸運に恵まれれば、大物の夢を実現するチャンスは十分あるはずである。
あと少しで雪代が入り込んで釣りにならなくなるが、それまでの期間が一番大物の出る時期なのでぜひチャレンジしてください。今年に入って成魚放流はされていないので釣れる魚はどれもきれいです。気を付ける点は、糸状の藻がたくさん流れてくるので、フライをよくチェックしたほうがよいでしょう。タックルは#3#4ロッドで6Xリーダー、フライはコカゲロウパターンで。日釣り券1,000円、年券5,000円。/緑川
4.8.Sat. 河口湖 山梨県
気温15 ℃ 水温11 ℃  晴れ、強風
近ごろちっともいい思いをさせてもらえない河口湖で、最近は釣れているという話を聞き、ダブルハンドロッドの練習を兼ねてあまり期待せずに出かけてみた。浅川ワンドはすでに数人のルアー、フライの釣り人が立ち込んでいたので、様子を見ながら移動することに。するとなんといつもは賑やかなハワイ前がすいていた。
早速、ハワイ前の流れ込みより先に立ち込むことに。すでに数人がキャストを繰り返しでいたが、なんとか入れるスペースがありラッキー。水量はほどよい感じで、水質が去年訪れたときよりも随分良くなっている気がした。水は透明できれいだ。

11'6" #7/8のダブルハンドロッドに#9のフローティング・シンクティップラインをセットし、モンタナマラブーをリトリーブ。しばらくするとククッというアタリ。「やった!」と思い寄せてみると、なんとヘラブナ。湖でいつもコイが釣れてしまう身にとっては、お約束の出来事か。
足下や、浅瀬では小さなバスが遊んでいる。なんとも和やかな情景だ。今度はブルーギルが釣れた。魚全体の活性はなかなかいいようだ。

釣り人で混み始めたので、場所を移動し西川の流れ込みで釣ることにした。こちらは突端で一人、ダブルハンドロッドをキャストしているのみだった。川の水は枯れてなかったが、流れ込みの突端部分はガクッと水深が落ちている。立ち込むと危険なので、水際でキャストをはじめた。
風が強く、湖面は波立ち、キャストしたラインはぐんぐんと左に流されていく。かなり水が動いている様子で、レインボウもきっと回ってくるに違いない。すると、ズンっという重いアタリ。ロッドが長いので、よくしなり魚の動きが手元にまでよく伝わってくる。グワングワンとロッドが揺れる向こうで、水面がバシャッと大きく割れ、立派なレインボウが顔を出した。53cm だった。その後も30cmほどのレインボウやバス、ブルーギルが釣れ、他の釣り人にもポツポツとアタリがあった。

夕方は、風裏となる長浜に移動した。夕日が反射する鏡のような湖面ではフライが見づらいので、#16のブラックカディスをキャスト。黒いシルエットが水面にポッカリと浮かぶ。ツイツイとアクションをつけるとモコッと水面が盛り上がり、ブルーギルがおもしろいようにフライをくわえた。岸際ではあちこちで小魚のライズがあり、そこにキャストすると10cmほどのウグイが、小さな口でガッポリとフライをくわえていた。
一日中、湖全体が活発に活動している感じで、久しぶりにワクワクしながら魚たちに遊んでもらったのだった。/石川
5.10.Wed. 栃木県加賀フィッシングエリア
気温・最高25 ℃ 水温12 ℃ 晴れ 微風 満水
5月のフライフィッシング最高の時期に、どこに行ったと思いますか?渓流?湖?いいえ、管理釣り場です。上記の通り、加賀に行ってきました。
「えー、管理釣り場ー?」なんて声が聞こえてきそうですが、というのも、この時期は加賀にとってもベストシーズンなのです。やっとスペシャルポンドまで満水になりました!やっとドライで出る時期の到来です。それも、10番から8番という渓流では絶対出番の無い様な超デカいパラシュートで。

このフライは通称加賀パラ(デカパラともいいます)といわれるフライで、フックは上記の通りデカめ、ボディ太め、インディケイターとなるウイング多めが特長の特殊なフライです。浮いているトラウトの鼻面にプレゼントしてやると、思わずリアクションバイトで食いついてしまう、という超エキサイティングな釣りなのです。サイトフィッシング派の人にはお奨めです。
この日は朝一でスペシャルポンドに入り、とにかくドライで釣ろうと頑張ってみました。タックルは8ft半の5番ロッドに、リールは最近流行のラージアーバーにWFの5番をセット。リーダーは5Xを14フィートです。しかし、意に反してノーバイト。トラウトが全然浮いていないのです。

しかたなくラインをインターミディエイトにしてマラブーリーチを引っ張ると、すぐに小さなレインボーがヒットしました。
「どうですか。釣れますか?」「今やっと沈めて1匹ヒットしましたけど本当はどうしてもドライでやりたいんです」「ちょっとタックルを貸してみて下さい。こうするんですよ」。声を掛けてきたのは、なんとこのエリアのマネジャー。私のタックルを手に、個人レッスンが始まりました。

「あの群れが見えますか。あれは絶対出ますよ」そういって氏がキャストするとなんと一発でヒット。「デカパラの打ち返しにはこの8半のロッドは丁度いいですね。今度は御自分でどうぞ」。心なしか緊張します。しかし、そんなにロングキャストが必要なわけではないのでとりあえずキャスト。
「そこに群れがいます。あと3m左奧です」。そんな会話を繰り返しているうちにヒット!やはりフッキング直後に伝わってくる重量感が違う。ドライ最高!「また群れが来ました。そこにキャストしてみて下さい」。なかには見に来てやめるヤツや、直下で反転するヤツもいて、これがなかなか興奮させるんです。ガボッと出ても喰わえてなかったり。本当にエキサイティングです。

氏に教えてもらってわかったのは、トラウトは浮いていなかったのではなく、私に見えていなかったということ。見えた群れの上に確実にフライをキャストできれば、ほぼまちがいなく食ってくること、です。氏が一緒に教えてくれたものの30分程で、私にも群れが見えるようになり、まるでハンティングでもしている気分で狙い撃ちです。でもこれが本来のフライフィッシングなのかもしれませんね。
「じゃあ、この調子でがんばって下さい」。その後は爆釣の嵐。午前中だけで30匹はキャッチできました。ただ、大きさはアヴェレージサイズのみ。1度明らかな大物がヒットしたのですが、バレてしまいました。

午後はさすがにスレてきたのかヒット率は下がりましたが、もう充分堪能できた感じで、早めにあがりました。やみくもにマラブーを引っ張るのもいいですが、この釣りを1度経験すると絶対癖になりますよ。フライがデカイのがなによりいい。目の悪い方にもお奨めです。たまには爆釣してうっぷんを晴らしましょう! ぜひ1度お試しあれ。/神田
5.4.Thu. 利根川支 流阿能川
気温 ℃ 水温10 ℃
五月の連休に水上温泉へ出かけてきました。この時期雪解け水の影響で本流はかなりの水量になりフライでの釣りは難しい。特にこの日は前の日の雨の影響と重なり本流は釣りにならなかった。そこで支流の阿能川へ入ってみる。ここは流程が短い分雪代が早くおさまりドライでの釣りが早くからできる川だ。しかし最近はすっかり水害以降改修が入ってポイントが無くなってしまっている。漁協の放流でヤマメは入っているので数少ないポイントを丹念にねらえば、いくつかは魚を見ることができる。

やはり連休のため、すでにフライマンとルアーマンが入っている。少し上流へ上がり、滝の下新幹線の橋のあたりに入渓する。このあたりにはいつもニジマスの放流があり残り鱒が釣れたりするところだ。気温はかなり上がり、それにつれて小型のカワゲラがハッチしている。釣りはじめてすぐの岸よりの深みからヤマメが出てくれるが、これはすぐにばれてしまう。
キャストし始めるとその上手でライズがあり、そこへ投げると一投目で出てきたのだが残念。そのすぐ上流の落ち込み下の水深のあるポイントでは、さんざん流した後同行者に変わると、なんと一投目で出てきてしまいがっかり。この魚は太っていいコンデションだった。胃内容物はニンフが多いが、小型の甲虫も入っていた。
水上周辺は本流がダムの放水量で釣りが左右されてしまうが、もう少したち上流部の水量が落ち着いてくると楽しめるようになるだろう。/緑川
6.10.Sat.・6.24.Sat. 山梨県 本栖湖
10日/気温20℃ 水温17 ℃ 24日/気温18℃ 水温19 ℃
近年、レインボウの放流を始めた本栖湖が、釣れてます。両日とも梅雨のさなかに出かけたので、ウインドサーフィンやジェットスキー、なぜか湖面に石を投げていく観光客の皆さんも少なく、釣りには絶好のシチュエーション。
数人のフライフィッシャーが水中に立ち込みキャストを繰り返す音と、時おり小魚の跳ねる水音だけが静かに湖面に響きわたる光景は、とても幻想的です。また、集っている皆さんのキャストが素晴らしいこと。水面をたたくことなく、フルラインでロングキャストする姿など、見ていて気持ちがよいですね。

さて初日は、岸際でトラウトがバシャバシャと小魚を追い込む姿があちこちで見られたので迷わずワカサギパターンをキャストし、シンキングラインで沈めてリトリーブするも、一向にアタリなし。他の釣り人は、何匹も釣っているのにこれはどうしたことか。
釣れている人をよく見ると、フローティングラインにリーダーは長め、小さめのニンフをツイツイとリトリーブしている。どうも魚たちは水面近くを注目しているようだ。早速、同じようなシステムに替えると、きました、きました、放流サイズではあるものの25cmほどのレインボウが。中には体高のある35cmほどのヒレもきれいなものも。

2回目に訪れたときは、水温が2度ほど上がってはいたものの、魚の活性は変わっておらず、一緒に誘って行った友人はなんと半日で10匹もレインボウをヒット。う、うらやましい。よく聞くとこの友人は、リーダー&ティペットの長さを聞き間違えて、18ftにしてしまったことも幸いしたらしい。その長さをきちんとターンオーバーさせて、真っすぐに落とせるところもスゴイ。
この日は、対岸で釣っていた別の友人も39cmのヒレのきれいなレインボウをかけるなど、湖全体で活性がよかったようだ。ワンドの中でライズも一日中、見られたそうだ。
梅雨が明けるまでは、きっとこのまま楽しめるのではないだろうか。/石川み
遊漁券一日¥800
7.1.Sat. 本栖湖 山梨県
最高気温31 ℃ 水温21 ℃  晴れ/くもり
まだ梅雨の間中は釣りになるかと期待して、また本栖湖に出かけてみた。ところが、この日は梅雨の中休みとなり、朝から快晴で気温はぐんぐん上がり、31度にまで達した。
到着した昼頃は、うだるような暑さだったが、さすがに標高が高いだけあって、太陽が雲に隠れ風が吹くといくぶん涼しい。富士山の裾野にそびえる大室山からは、ひっきりなしに霧が流れ降りていた。

梅雨のあいまに晴れ間が覗いたとたん、本栖湖はウインドサーファーや観光客で大賑わいだった。水温も先週より3度も上がっているし、今日はトラウトは深場に行ってしまったかと思いきや、なんとファーストキャストで35cmの体高のあるレインボウがヒット。
これは、さいさきがよいかも。と、喜んだのは最初だけ。夕方までキャストを繰り返し、3人にそれぞれ1匹づつ。昼前から立ち込んでいた人も夕方までやって2匹だけだったらしい。
7月の声を聞いたら、いよいよ夏本番。さすがに秋になるまで、本栖湖はおあずけだろうか。/石川み
遊漁券一日¥800
8.15.Tue.~20.Sun Lake Taupo, New Zealnd

後ろから川の流れがあり、湖に向かってキャスト、見事ヒット!


やや、小ぶりだけれどコンディションは最高のレインボウ


リバーマウスにアンカーをおろし、コーヒーブレイク
Lake Taupo

スポーニング(産卵)シーズンのコンディションのよいトラウトを求めて、ニュージーランド北島、Taupoエリアへ出かけてきた。通常は6〜7月が最盛期らしく、8月の中旬はすでにシーズンも後半といった雰囲気だった。
今年は6、7月にほとんど雨が降らなかったそうで、川はやや渇水状態。Tongariro RiverがLake Taupoに流れ込むリバーマウスも水位が低く、いつもならウェーディングできないメインマウスでも立ち込むことができた。

ボートでメインマウスまでアクセスし、降ろしてもらってウェーディング。去年は、ここでとてもよい釣りができたので、また来ることができて嬉しかった。ボートでの釣りもおもしろいが、ウェーディングの方がより魚と直接やりとりができるような気がして、感激度が高いのだ。
メインマウスの水位が低いとはいえ、ひざ下を流れる水は冷たく、水圧が高い。流れに乗せて、フライをキャストするが、以外と水量があるのか、水中の伏流水が多いのか、フライは底まで沈んでいない様子で、アタリもない。

少し場所をはずして、流れの筋のすぐ脇を狙ってみた。流れがいくぶん穏やかで、シューティングヘッド 9番タイプ4のフライラインは真っすぐに落ちていった。フライが完全に底まで沈んだころを見計らって、ゆっくりとリトリーブをはじめるとすぐに、グーッとラインを引っ張るアタリがあった。やった!リバーマウスはその先端が10mほどガクッと落ちているので、魚は岸まで寄ってくると壁を見てまたダーッと沖に向かってダッシュする。これから産卵のため川に遡上しようとしているコンディションのよいレインボウだった。

On the Boat
ボートからのキャスティングでも、よいレインボウが釣れた。ニュージーランドで初めて大物を手にした友人は、最初こそやりとりに不安はあったものの、なんとか数匹をキャッチ。
きちんとキャストし、リトリーブができれば、アタリがきっとあるという予感にワクワクしながら、釣りを楽しんでいた。シーズンの最盛期ではないといっても、これだけ大きなトラウトが釣れてしまうのだから、Lake Taupoって本当にスゴイところだ。2週間前には友人のGrahamがファーストマウスでなんと6回キャストして、4本キャッチしたそうだ。

N.Z.で初めてのビッグワンに大喜びの友人とガイドしてくれたGraham



手前はBreak Fast Pool、その下流がMajor Jones Pool
Tongariro River

Lake Taupoに流れ込むTongariro Riverの下流部、Major Jones Poolへ出かけた。ここは深く緩い流れが500mほど続く、ウェットにはもってこいのプール。数人の釣り人が胸までつかって、対岸のバンクにウェットフライを流していた。
ここでは、使っていたシューティングラインが9番タイプ4と軽すぎることと、身長が足りずにあまり立込めず、浅瀬しかフライを流すことができなかった。例年より、水位が低いとはいえ、深くて大きな流れだ。現地の釣り人にはかなわない。次回はタックルを要検討だ。


Tongariro Riverの各プールを記した看板、初めての場所でも分かりやすい

Major Jones Bridgeを渡ると、対岸の小道へでられる

川沿いにつづく小道を歩いていくと、各プールへアクセスできる

Boulder Reach Pool

さらに下流のBoulder Reach Poolでは、いくぶん浅く広いプールになっているのでなんとか釣りになった。シューティングラインを対岸に向かって思いきりキャストし、ラインが底をとるまで流したあと、石にかまないよう少しロッドを上げながら、フライが流れを横切るようスライドさせててみた。イメージとしては、ウェットフライが小刻みに上下しながら流れを横切る感じだ。これなら、底をとりつつ、ラインやフライが石にかんでしまうことが少ない。

フライをスライドさせている途中で、ラインが重くなるアタリがあった。コンディデョンのよいメスのレインボウだった。トラウトはすこし窪んだ石の影についているようだった。その後もプールの下流部で、一見浅瀬に見える場所が以外と深くなっていて、そこにフライを流し込むと案の定、アタリがあった。こちらもよいファイトをしてくれた。
夕方には現地の釣り人も数人現れて、数匹キャッチしていた。きちんとアプローチさえすれば、きっと手ごたえがある。やっぱりトンガリロリバーは素晴らしい。
/石川深雪

プールの中ほどまで立ち込んで、ヒットした

丸々と太った産卵前のレインボウ。ファイトも抜群
12.2.Sat.~3.Sun 神奈川県 丹沢ホーム フィッシングエリア

大物が深みに潜んでいた


菅原氏の婚姻色ヤマメ
 2000年も残すところ、あと1ヶ月。忘年会を兼ねて、丹沢ホームフィッシングエリアに総勢10名ほどで1泊2日のツアーに出かけた。
 今年の秋は長く、もう12月だというのに山々はまだ紅葉が美しいこと。紅葉の景色の中で渓流の釣りを楽しめるのは、管理釣り場ならでは。自然河川ではほとんどが禁漁期に入ってしまうからだ。


 朝早くから釣りを開始した人達は、寒さにハナ水を流しながらフライをキャストしていたらしい。午前9時頃になると、河原にも陽が射しはじめ、ようやく体がほぐれてきた。水量は11月はじめに訪れた時よりもいくぶん少なく、魚の着き場も変わっていた。午前中は、これといった釣果もなく昼食後は、上流部へ行ってみることにした。

 丹沢ホームのレストハウス下の、フラットなプールが続くエリアには、魚の姿はたっぷりと見られ、誘惑的にジャンプを繰り返しては、釣り人たちを悩ませていた。
 そこから上流のエリアは倒木がいくつもあり、流れが狭まりうっそうとした感じ。夏場は草木が生い茂り、ちょっと一人では行きたくない雰囲気なのだが、岩陰にはイワナが潜むポイントがいくつもありそうだ。今は、草木も立ち枯れて、見晴らしは夏よりいい。この先にある堰堤まで、ちょっと様子を見てこようと、行ってみることにした。

 木々の枝が覆いかぶさり、ややキャストしずらい場所だが、小さな岩の裏の巻き返しに、20cmほどのイワナが5〜6匹重なり合うように潜んでいた。その上にそっと#14エルクヘアカディスを落とすと、3秒もたたないうちにイワナが下から上がってきて、フライをくわえた。「やっぱり、いるいる。」小さな流れでも、魚たちはたくさんいたのだ。

 つい、ザブザブと歩いてしまうような浅瀬にも、目をこらすと20cmほどのヤマメがエサをとっていた。浅いので慎重にアプローチしないと、こちらの気配を感じて、サッと逃げられてしまう。魚を見つけてはフライをキャストし、釣り上がって行った。
 釣り人が上から降りてこないところを見ると、今日は誰も釣り上がっていないようだった。「ラッキー。」これはまさにパラダイス。釣果は運にも左右されるのだ。こんなチャンスはめったにないかも。さっきから、魚のフライにたいする反応がとても素直なのだ。久しぶりに、釣りらしい、釣りが楽しめそうだ。


 大きな岩が二つあり、その巻き返しにフライをキャストし、流れにまかせてプカプカと浮かせていると、スーっと下から大きな影が2本ほど見えた。ひとつがフライをくわえたのであわせると、ロッドにテンションがかかったのだが、すぐにはずれてしまった。つづけて、またキャストすると、またフライをくわえて同じようにはずれてしまった。
「??魚が大きいから、フライのくわえかたがゆっくりなのか?あわせるのが早いのか?」まだ、ほかの魚が出るかもと思い、フライを#14のアダムスに替え、再度トライ。出た!出ました。確かな手ごたえがグングンとロッドから伝わり、足下まで寄せてみるとオレンジ色に染まった28cmもあるイワナだった。これでもうすっかり大満足。

 イワナ3匹に、ヤマメ1匹、レインボウ2匹、そして2匹バラして、フッキングにいたらなかったものが3〜4回と、たっぷりと楽しめた午後だった。
でも幸運は続かないのが世の常、翌日は他の人たちにも行くように勧めたのだが、釣り人がすでに大勢入っていて、昨日と同じポイントからも魚はなかなか出てはくれなかった。やはり、チャンスはホントにたまにしか巡ってこないんだな〜。/石川深雪

上流部は、こんな渓相が堰堤まで続く




フライエリア最上流の堰堤



12.23.Sat. 河口湖 山梨県 気温10 ℃ 水温8 ℃  晴れ

 本格的な冬の冷え込みが朝晩続くと、さすがにいつもは賑わう河口湖も平穏そのもの。勝山の小海公園では私たちの他には2〜3人のフライフィッシャーが立ち込み、ボートで出ているルアーが1、2艘といったところ。朝8時半、ようやく湖畔に陽が差し込み、早朝の冷え込みも緩みはじめた。湖の真ん中あたりで、大きな魚がドッシャンと静寂を破るようにライズリングをつくった。雰囲気は申し分ないのだが、しばらくキャストしてもアタリがなく、西湖からの放水路へ行ってみることにした。

 放水路では勢いよく水が流れ、その流れにそって数人の釣り人がすでに立ち込んでいた。これだけ水が出ていれば、魚は必ず寄っている。早速、私たちも立ち込むことにした。放水路ではエサ釣り師が数人、レインボウをコンスタントに釣っていた。ここは混んでいてちょっと入れそうにない。

 放水路の脇にある流れ込みは、さほど水量はなかった。前回はここで、十分な水量があったためよく釣れていたポイントだ。とりあえず、その流れ込みの先端でそれぞれキャストを開始。放水路の水量が多く、右から左へラインがあっという間に流されていく。すぐにラインをシンキングのタイプ4に替え、キャストしフライをリトリーブを繰り返すもアタリなし。
 友人のフライには、10cmほどのレインボウの稚魚がかかってしまった。口にしっかりとフッキングしている。「もっと大きくなってから、また来るんだぞ〜。」とリリース。この稚魚は最近放流されたものだろう。

朝の勝山、小海公園前

レインボウの稚魚を釣ってしまった!

馬場川の流れ込みはアタリもなく静かだった
 放水路付近の釣り人が少し減ったので、すかさず空いた場所に入った。ここならきっと釣れるに違いない。10番のマーチブラウンのウェットを、シンキングラインで流れを横切るようにキャストし、そのままテンションをかけながら流す。フライを流しきったらリトリーブ。隣のエサ師たちは、水面下30cm付近を流していた。さほど沈ませなくても釣れているようだ。

 藻にフライがからむような、かすかなアタリが何度かあり、首をかしげながらフライを流していると、キャストして割とすぐにググッというアタリ。強くはないアタリだが、ロッドをたててフッキング。その後がなかなかよい引きで、久しぶりにドキドキしてしまった。案の定、フッキングが弱かったせいか、途中でフライがはずれてしまった。あ〜くやしい。

 ウェットの釣りは、いつもながら難しい。午後もやはり、同じように35cmほどのいいサイズをかけたのに、足下まで寄せたところでフライがはずれてしまった。ガックシ。フライラインが流れのせいで遊びの部分があったのか、それとももっとフライを送り込んでからアワセたほうがよかったのか、、、。今思えば、あの藻にからむような、ラインに伝わるかすかなテンションも魚のアタリだったような気がする。う〜む、反省しきりの2000年の釣り納めだった。
/石川深雪


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