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Fisheryの敷地内は、冬だというのに青々と茂った芝生が辺り一面に敷かれ、横長の池に水がたたえられていた。人影はなくオフィスらしきものも見当たらない。はて、どこでチケットを買ったらよいものかと、あたりをウロウロしていると、遠くから黒いラブラドール犬を連れた人が歩いてきた。フエルトハットにツイードのジャケット、ウールのズボンにニーブーツ、フィッシングバッグをたすき掛けにし、背筋をピンと伸ばして歩く姿はまさに英国紳士。「Fishing?」「Yes」「それは結構。」どうもこの釣り場の管理人らしかった。
8:30~1:00までリミット2匹で18ポンドのチケットを購入。およそ3600円、釣った魚はすべて持ち帰らなければならない。2匹釣ったら終わり。「なんだ、すぐに釣れて終わってしまうかも、、。」などという身の程知らずな不安を抱きつつ、早速、釣りはじめることにした。
池は細長く全長800m程、幅は20〜40mある。池の中ほどにアーチ状の鉄の橋が掛かり、彼方には林が広がる。自然がよく整備された公園という感じだ。岸際の水草はフライが引っ掛からないように刈り取られていた。
6番のタックルにインターミディエイトライン、フライはダムセルニンフをセット。ところがインターミディエイトでもシンクレートが比較的早いラインを使っているのと、ウエイテッドニンフのため底を引きずってしまいどうもアタリが取りにくい。全体的に水深が浅いようだ。ラインをフローティングに変え、フライを白いストリーマーにして、リトリーブ。
釣りはじめて1時間ほどでようやくアタリがあった。ククッとラインが引っ張られ、ロッドであわせると、グイグイと水の中を走る確かな手ごたえが。ロッドがよくしなり、魚がジャンプ。水中でグリグリと頭を振られ、フックがはずれてしまった。思いもかけず、大きなレインボウだったようだ。
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10時を過ぎたころから、ポツポツとあちこちでロッドがしなるようになった。どのレインボウもヒレがピンと張り、40〜50cmの立派な巨体。いわゆる管理釣り場なのに、どうしてこんなに放流魚がきれいなのか驚きだ。釣れた魚は、柄がシャキンと伸びる三角の大きなネットですくい、即座にプリーストで頭をコンと一撃。プリーストは、15cmほどの木の棒の頭にブラスがついていて、それで魚の頭を叩き、魚を苦しめることのないよう即座にあの世に行っていただく為のもの。名前の由来は「司祭」ということらしい。魚はバッグにするりと収める。
風が強くなり、水面が波立ってきた。流れの方向に逆らわないようにキャストし、フライを沈めていると、ドンというアタリ。ズリズリとラインを引きだしながら、魚が走る。ようやく取り込むと、50cmほどの立派なレインボウだった。あいにくとネットもプリーストも持ち合わせていなかったのだが、ネットは近くにいた釣り人が貸してくれた。プリーストの替わりに拾った枝で頭をコン。この2つは必需品だ。
1時5分前にようやく2匹目をキャッチ。先程の魚に比べ小ぶりだが、ヒレも完ぺきで元気なレインボウだった。
英国の釣りの雰囲気がほんのり味わえる環境のよい釣り場で、質のよい魚が釣れ、釣り人も上品。ロンドン市内からすぐ近くなので、ちょっとした息抜きにはお勧めです。ロンドンにお越しの際は、パックロッドをしのばせて出かけてみてはいかがでしょう。/石川み
Syon Park Fishery, London
Day Ticket (4Fish)£26.00, Three Quarter (3Fish)£22.00,
Morning/Evening Ticket (2Fish)£18.00,
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とりあえず表層から探ろうと、フローティングラインをセット。フライはホワイトマラブーで巻いたストリーマーを試すことに。ところが、夕方から崩れるという天気予報が早くも的中。広大な池の水面を渡る風は冷たい。強風でキャストもつらい。キャストを続けて2時間半、まったくアタリなし。
そこでラインをインターミディエイトに変えて、フライもダムセルニンフに変更。水深も変えながらリトリーブしつづけるが、これもアタリなし。だんだん選んだ場所も自信がなくなり、そしてフライにも自信がなくなる。こうなると絶対といっていいほど釣れない。早くも午後1時半にギブアップして引き上げた。オデコだ。
ここでも季節がよいときには果たして、そこそこ釣り人で賑わい、魚も釣れるものなのだろうか、、、。疑問を残しながら寒風吹きすさぶリザーバーを後にし、フィッシュ&チップスをほおばるのだった。/石川
Day Ticket (2Fish)£10.00,
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午後になり気温も少し上がってくると、水面直下で何かを吸い込むようなライズが増えてきました。風も出てきて水面にさざ波が立ちだしました。これはドライで出る!と直感し、まずは加賀の定番パターンの#8のパラシュートをキャストしました。
第1投目からガボッと反応はあるのですが、ぜんぜんフッキングしません。5回、6回とアタックはあります。一度は50cmはあろうかというレインボーがフッキングしたのですが、ジャンプ一発はずされてしまいました(惜しい!)。フライは、ボディが水面下に沈むハーフシンクのイマージャーの様なパターンなので、フッキング率はそんなに悪くはないはずなのですが、いかんせんサイズがでかすぎる様です。
そこで河口湖用に巻いた#16のユスリカのドライに変えると、一発で出ました。そんなに大きくはありませんが(やはり20cm台)、ドライで釣った喜びは大きいですよね。でもその後は風が止んでしまい、ドライへの反応はなくなってしまいました。
またシンキングに切りかえ、マラブーパターンをキャストし続けましたが、なかなかアタリがありません。もういい加減飽きた頃にやっと20cm台のレインボーがヒットし、10匹目を釣ったところで初釣りを終了しました。/神田
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![]() 後ろから川の流れがあり、湖に向かってキャスト、見事ヒット! ![]() やや、小ぶりだけれどコンディションは最高のレインボウ ![]() リバーマウスにアンカーをおろし、コーヒーブレイク |
Lake Taupo スポーニング(産卵)シーズンのコンディションのよいトラウトを求めて、ニュージーランド北島、Taupoエリアへ出かけてきた。通常は6〜7月が最盛期らしく、8月の中旬はすでにシーズンも後半といった雰囲気だった。 今年は6、7月にほとんど雨が降らなかったそうで、川はやや渇水状態。Tongariro RiverがLake Taupoに流れ込むリバーマウスも水位が低く、いつもならウェーディングできないメインマウスでも立ち込むことができた。 ボートでメインマウスまでアクセスし、降ろしてもらってウェーディング。去年は、ここでとてもよい釣りができたので、また来ることができて嬉しかった。ボートでの釣りもおもしろいが、ウェーディングの方がより魚と直接やりとりができるような気がして、感激度が高いのだ。 メインマウスの水位が低いとはいえ、ひざ下を流れる水は冷たく、水圧が高い。流れに乗せて、フライをキャストするが、以外と水量があるのか、水中の伏流水が多いのか、フライは底まで沈んでいない様子で、アタリもない。 少し場所をはずして、流れの筋のすぐ脇を狙ってみた。流れがいくぶん穏やかで、シューティングヘッド 9番タイプ4のフライラインは真っすぐに落ちていった。フライが完全に底まで沈んだころを見計らって、ゆっくりとリトリーブをはじめるとすぐに、グーッとラインを引っ張るアタリがあった。やった!リバーマウスはその先端が10mほどガクッと落ちているので、魚は岸まで寄ってくると壁を見てまたダーッと沖に向かってダッシュする。これから産卵のため川に遡上しようとしているコンディションのよいレインボウだった。 |
| On the Boat ボートからのキャスティングでも、よいレインボウが釣れた。ニュージーランドで初めて大物を手にした友人は、最初こそやりとりに不安はあったものの、なんとか数匹をキャッチ。 きちんとキャストし、リトリーブができれば、アタリがきっとあるという予感にワクワクしながら、釣りを楽しんでいた。シーズンの最盛期ではないといっても、これだけ大きなトラウトが釣れてしまうのだから、Lake Taupoって本当にスゴイところだ。2週間前には友人のGrahamがファーストマウスでなんと6回キャストして、4本キャッチしたそうだ。 |
![]() N.Z.で初めてのビッグワンに大喜びの友人とガイドしてくれたGraham |
![]() 手前はBreak Fast Pool、その下流がMajor Jones Pool |
Tongariro River Lake Taupoに流れ込むTongariro Riverの下流部、Major Jones Poolへ出かけた。ここは深く緩い流れが500mほど続く、ウェットにはもってこいのプール。数人の釣り人が胸までつかって、対岸のバンクにウェットフライを流していた。 ここでは、使っていたシューティングラインが9番タイプ4と軽すぎることと、身長が足りずにあまり立込めず、浅瀬しかフライを流すことができなかった。例年より、水位が低いとはいえ、深くて大きな流れだ。現地の釣り人にはかなわない。次回はタックルを要検討だ。 |
![]() Tongariro Riverの各プールを記した看板、初めての場所でも分かりやすい |
![]() Major Jones Bridgeを渡ると、対岸の小道へでられる |
![]() 川沿いにつづく小道を歩いていくと、各プールへアクセスできる |
| Boulder Reach Pool さらに下流のBoulder Reach Poolでは、いくぶん浅く広いプールになっているのでなんとか釣りになった。シューティングラインを対岸に向かって思いきりキャストし、ラインが底をとるまで流したあと、石にかまないよう少しロッドを上げながら、フライが流れを横切るようスライドさせててみた。イメージとしては、ウェットフライが小刻みに上下しながら流れを横切る感じだ。これなら、底をとりつつ、ラインやフライが石にかんでしまうことが少ない。 フライをスライドさせている途中で、ラインが重くなるアタリがあった。コンディデョンのよいメスのレインボウだった。トラウトはすこし窪んだ石の影についているようだった。その後もプールの下流部で、一見浅瀬に見える場所が以外と深くなっていて、そこにフライを流し込むと案の定、アタリがあった。こちらもよいファイトをしてくれた。 夕方には現地の釣り人も数人現れて、数匹キャッチしていた。きちんとアプローチさえすれば、きっと手ごたえがある。やっぱりトンガリロリバーは素晴らしい。 /石川深雪 |
![]() プールの中ほどまで立ち込んで、ヒットした ![]() 丸々と太った産卵前のレインボウ。ファイトも抜群 |
大物が深みに潜んでいた ![]() 菅原氏の婚姻色ヤマメ |
2000年も残すところ、あと1ヶ月。忘年会を兼ねて、丹沢ホームフィッシングエリアに総勢10名ほどで1泊2日のツアーに出かけた。 今年の秋は長く、もう12月だというのに山々はまだ紅葉が美しいこと。紅葉の景色の中で渓流の釣りを楽しめるのは、管理釣り場ならでは。自然河川ではほとんどが禁漁期に入ってしまうからだ。 ![]() 朝早くから釣りを開始した人達は、寒さにハナ水を流しながらフライをキャストしていたらしい。午前9時頃になると、河原にも陽が射しはじめ、ようやく体がほぐれてきた。水量は11月はじめに訪れた時よりもいくぶん少なく、魚の着き場も変わっていた。午前中は、これといった釣果もなく昼食後は、上流部へ行ってみることにした。 丹沢ホームのレストハウス下の、フラットなプールが続くエリアには、魚の姿はたっぷりと見られ、誘惑的にジャンプを繰り返しては、釣り人たちを悩ませていた。 そこから上流のエリアは倒木がいくつもあり、流れが狭まりうっそうとした感じ。夏場は草木が生い茂り、ちょっと一人では行きたくない雰囲気なのだが、岩陰にはイワナが潜むポイントがいくつもありそうだ。今は、草木も立ち枯れて、見晴らしは夏よりいい。この先にある堰堤まで、ちょっと様子を見てこようと、行ってみることにした。 |
| 木々の枝が覆いかぶさり、ややキャストしずらい場所だが、小さな岩の裏の巻き返しに、20cmほどのイワナが5〜6匹重なり合うように潜んでいた。その上にそっと#14エルクヘアカディスを落とすと、3秒もたたないうちにイワナが下から上がってきて、フライをくわえた。「やっぱり、いるいる。」小さな流れでも、魚たちはたくさんいたのだ。 つい、ザブザブと歩いてしまうような浅瀬にも、目をこらすと20cmほどのヤマメがエサをとっていた。浅いので慎重にアプローチしないと、こちらの気配を感じて、サッと逃げられてしまう。魚を見つけてはフライをキャストし、釣り上がって行った。 釣り人が上から降りてこないところを見ると、今日は誰も釣り上がっていないようだった。「ラッキー。」これはまさにパラダイス。釣果は運にも左右されるのだ。こんなチャンスはめったにないかも。さっきから、魚のフライにたいする反応がとても素直なのだ。久しぶりに、釣りらしい、釣りが楽しめそうだ。 ![]() 大きな岩が二つあり、その巻き返しにフライをキャストし、流れにまかせてプカプカと浮かせていると、スーっと下から大きな影が2本ほど見えた。ひとつがフライをくわえたのであわせると、ロッドにテンションがかかったのだが、すぐにはずれてしまった。つづけて、またキャストすると、またフライをくわえて同じようにはずれてしまった。 「??魚が大きいから、フライのくわえかたがゆっくりなのか?あわせるのが早いのか?」まだ、ほかの魚が出るかもと思い、フライを#14のアダムスに替え、再度トライ。出た!出ました。確かな手ごたえがグングンとロッドから伝わり、足下まで寄せてみるとオレンジ色に染まった28cmもあるイワナだった。これでもうすっかり大満足。 イワナ3匹に、ヤマメ1匹、レインボウ2匹、そして2匹バラして、フッキングにいたらなかったものが3〜4回と、たっぷりと楽しめた午後だった。 でも幸運は続かないのが世の常、翌日は他の人たちにも行くように勧めたのだが、釣り人がすでに大勢入っていて、昨日と同じポイントからも魚はなかなか出てはくれなかった。やはり、チャンスはホントにたまにしか巡ってこないんだな〜。/石川深雪 |
上流部は、こんな渓相が堰堤まで続く ![]() ![]() フライエリア最上流の堰堤 |

| 本格的な冬の冷え込みが朝晩続くと、さすがにいつもは賑わう河口湖も平穏そのもの。勝山の小海公園では私たちの他には2〜3人のフライフィッシャーが立ち込み、ボートで出ているルアーが1、2艘といったところ。朝8時半、ようやく湖畔に陽が差し込み、早朝の冷え込みも緩みはじめた。湖の真ん中あたりで、大きな魚がドッシャンと静寂を破るようにライズリングをつくった。雰囲気は申し分ないのだが、しばらくキャストしてもアタリがなく、西湖からの放水路へ行ってみることにした。 放水路では勢いよく水が流れ、その流れにそって数人の釣り人がすでに立ち込んでいた。これだけ水が出ていれば、魚は必ず寄っている。早速、私たちも立ち込むことにした。放水路ではエサ釣り師が数人、レインボウをコンスタントに釣っていた。ここは混んでいてちょっと入れそうにない。 放水路の脇にある流れ込みは、さほど水量はなかった。前回はここで、十分な水量があったためよく釣れていたポイントだ。とりあえず、その流れ込みの先端でそれぞれキャストを開始。放水路の水量が多く、右から左へラインがあっという間に流されていく。すぐにラインをシンキングのタイプ4に替え、キャストしフライをリトリーブを繰り返すもアタリなし。 友人のフライには、10cmほどのレインボウの稚魚がかかってしまった。口にしっかりとフッキングしている。「もっと大きくなってから、また来るんだぞ〜。」とリリース。この稚魚は最近放流されたものだろう。 |
![]() 朝の勝山、小海公園前 |
![]() レインボウの稚魚を釣ってしまった! |
![]() 馬場川の流れ込みはアタリもなく静かだった |
| 放水路付近の釣り人が少し減ったので、すかさず空いた場所に入った。ここならきっと釣れるに違いない。10番のマーチブラウンのウェットを、シンキングラインで流れを横切るようにキャストし、そのままテンションをかけながら流す。フライを流しきったらリトリーブ。隣のエサ師たちは、水面下30cm付近を流していた。さほど沈ませなくても釣れているようだ。 藻にフライがからむような、かすかなアタリが何度かあり、首をかしげながらフライを流していると、キャストして割とすぐにググッというアタリ。強くはないアタリだが、ロッドをたててフッキング。その後がなかなかよい引きで、久しぶりにドキドキしてしまった。案の定、フッキングが弱かったせいか、途中でフライがはずれてしまった。あ〜くやしい。 ウェットの釣りは、いつもながら難しい。午後もやはり、同じように35cmほどのいいサイズをかけたのに、足下まで寄せたところでフライがはずれてしまった。ガックシ。フライラインが流れのせいで遊びの部分があったのか、それとももっとフライを送り込んでからアワセたほうがよかったのか、、、。今思えば、あの藻にからむような、ラインに伝わるかすかなテンションも魚のアタリだったような気がする。う〜む、反省しきりの2000年の釣り納めだった。 /石川深雪 |