Field note 2003
11.22(土)〜23(日) 
神奈川県 丹沢ホームフィッシングエリア 
Text & Photo 石川深雪

 関東平野部の紅葉がいよいよ見ごろ、という時期に出かけた丹沢の山深い渓流釣り場。「丹沢ホームフィッシングエリア」。今回は、フライフィッシングに初めてチャレンジするという二人も加わり、1泊2日でのんびり釣るツアーだ。題して「秋のトラウトまつり」。

 日本人はとかく「まつり」が好き。きのこのシーズンになれば、スーパーマーケットでは「きのこまつり」。ガソリンスタンドでは、日曜には「洗車まつり」が行われ、今年サケの釣獲調査が始まった福島の木戸川にいたっては、やはり「サケまつり」が町を挙げて大々的に行われるのだ。何にでも「まつり」をつけてしまえば、なんとなく盛り上がってるような錯覚を醸し出すという、この安易なネーミングが私は好きだ。いかにもテキトウに遊べそうな気がするではないか。
紅葉の渓谷での釣り。なかなか風情があって、よかった。枯れ葉のつもった林を歩くと、サクサク、フワフワと不思議な感覚。
慎重にアプローチする平山氏。フライには出るものの、なかなかフッキングに至らず、、、。
5回めにようやく、ドライフライにフッキングしたヤマメ。日曜は冷え込みが厳しかったので、ヤマメも動きがにぶかったのでは?
 そんなわけで、今年もあと残すところわずかだし、普段の喧騒や忙しさを忘れて、魚に遊んでもらおうというのが、今回のツアーの趣旨。本来、渓流の釣りとなると釣り人が少ないほうが、釣果はよいのだが、2.4kmもの自然渓流にたっぷりとイワナ、ヤマメ、ニジマスが入っている釣り場なら、大勢でも釣りになる。他の人の釣りを見たり、釣りの話をしたり、一緒にご飯を食べたり、飲んだりと、楽しいものだ。ちょっとだけ、魚の顔が見られれば、それでいいのだ。
サイズは小さいがまるまると太った、きれいなイワナ。
 釣り場は自然渓流そのままの渓相なのだが、1ヶ所、始めたばかりの人でも釣りやすいよう、開けたプールがあり、魚も放流してくれる。ドライフライと、ニンフにインジケータをつけて、この日フライデビューの二人もしっかり魚の引きを味わうことができた。

 深まる秋の気配の中で、冷たい空気と水に触れながら、渓流や林の中を歩き、体の隅々まで酸素が入れ替わったような、すっきりとした気持ちになれる。たっぷり歩いて、お腹を減らして、しっかり食べて、ぐっすり寝て、体も軽くなった感じ。久しぶりに、渓流の釣りをして、「やっぱり、ちょくちょく釣りに出かけないといけないな〜。」と改めて感じたツアーだった。

 次回は「新春トラウトまつり」。「たまには大勢で、賑やかに釣りしたいな〜。」という方、「行きた〜い。」と大きな声でどうぞ。ぜひお誘いします。
釣りやすいフラットな流れで、初めてながら8本も釣ったみどり氏。イワナとヤマメをおみやげに持ち帰った。おしかったそうな。
総勢9名での釣りツアー。釣りをしているとすぐに時間がたってしまい、食事の時間に。食べては釣り、食べては釣りとクラブの合宿のようだった。 ロッジは紅葉の渓谷にあり、ランチ、コーヒー、宿泊ができる。すぐ下には川が流れる。
丹沢ホームフィッシングエリア
神奈川県秦野局内丹沢山札掛
Tel: 0463-75-3272
レインボウ、イワナ、ヤマメ、
6am-日没 \4,000/ キープ10匹まで

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