| Field note 2003 | ||||||||||||||||||||||
| 10.16.Thu. 福島県 木戸川サーモンフィッシング Text & Photo 石川深雪 / Photo 濱武和佳子 今年初めて、福島県の木戸川でサーモンフィッシングが可能になったということで、早速様子を見に出かけた。常磐自動車道の三郷I.C.から終点の広野I.C.までは約2時間。そこから10分ほどで、太平洋に注ぐ木戸川の河口付近に到着。自宅から車で日帰りでサケ釣りができるとは、なんと画期的なことだろう。 ここ2〜3日のまとまった雨で川は増水し、茶色く濁っていたが、川には一面にシロザケの姿が見られ、あちこちで体をバシャバシャともじらせていた。10/1から始まったこの調査では、まだサケがあまり川に上がっておらず、しばらくは釣りも厳しかったようだが、この様子なら、なんとか釣りを楽しむことができそうだ。きゃっほ〜。 |
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| スレで何本もかけまくっていた和佳子氏。午前中は、サケと一緒に土手を走り回っていた | ||||||||||||||||||||||
| 河口の200m上流から約750mに渡る区間が釣りをしてもよい「調査区間」。その区間の下流付近の対岸がチャネルになっていて、海から上がってきたサケが止まるポイントらしい。エサ釣り師が20人ほど、その深みに向かって整列して釣り始めた。そこから500mほど上流は、フラットな流れが続き、ウェットの釣り方でフライを流すにはちょうどよさそうだった。 フラットな流れでも、サケの姿はあちこちに見られ、すぐ足下の流れは少し深くえぐれており、土手沿いにサケが一列についてペアリングしている状態だった。釣り人は下流部に集中していて誰もいなかったので、私たち4人は上流から間隔をあけて、土手の上からそれぞれキャストを始めた。 |
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ようやく、フライをサケの口にフッキングさせ、またもや土手を走る和佳子氏 | |||||||||||||||||||||
| 目の前の流れには、シロザケというまたとない大きな魚がうようよと泳いでいる。なんて素晴らしい光景なんだろう。こんなシチュエーションを何度、夢で見たことか。夢の中ではいつも私はタックルを持っていなくて、慌てて取りに行く間に、ライズは終わっているか、目を覚ましてしまうのだ。でも今、目の前に広がっている景色は現実なのだ。なんとワクワクすることか。 9番のシューティングヘッド シンキングラインタイプ2に0X(10LBテスト)のティペットを50cmほど結び、ヘビィウェットフック(ダイイチ1530#4)に赤系のマラブーを巻いたフライをつけた。ウェイトを少し巻いたフライだったが、どうも根がかりが激しいのでノーウェイトのものに変えた。 |
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| しっかりと口にフッキングしたシロサケは、85cm、約15ポンド(6.7Kg)のオス。ランディングしてびっくり、サケを釣るのも初めてなら、こんなに大きなサケを見るのも初めて!の和佳子氏 | ||||||||||||||||||||||
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| 土手からやや下流の対岸に向かってキャストし、すこしランニングラインを送ってからロッドを高くホールドし、ラインを張ってフライが流れを横切るようにスイングさせる。ラインが底をとる様子を手元でじっと感じる。 ぐ〜とラインが重くなり、パッと軽くなるのを繰り返す。ラインがしっかり底をとり、フライが川底の石を舐めている様子が手に取るように分かる。時々、ぐ〜っと重くなったあとに、くいくいっとラインを引っ張るアタリは、魚がフライを舐めているのだろう。小さなアタリはすぐにラインが軽くなってフッキングには至らないので、そのまま放っておく。 「うわぉ〜っ。」叫び声がした。一番上流でフライを流していた和佳子氏だった。サケをかけたらしい。ロッドがバットからしなり、その後すぐに魚をバラシてしまった。シロザケのあまりの引きの強さにびっくりしたようだ。他の人も続いて、次々とロッドをしならせていった。 そんな周りの様子を羨ましげに見ていると、フライラインがぐ〜っと重くなり、フライが石にかんでしまう根がかりのように更に重くなった。ロッドをゆっくり立ててあわせてみた。ラインの先は動いているか?かすかに、ラインの先が水中で移動している。やった、魚だ。 |
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| フッキングしてからしばらくは、地球を釣っているようで、サケの姿もまったく見えない。 | ||||||||||||||||||||||
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| ランディングした後は、係のおじさんに検量してもらう。キープは2ひきまでだが、持帰れるのがオス2ひきまでということで、釣り上げるのは何匹でもいいらしい。釣ったサケはリリースせず、漁協の生け簀にいれればよい。 そんなに釣れればいいけど、、、。 |
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| まさか、こんなに巨大なシロサケが釣れるとは、、、。フライはサケの下顎をしっかりと貫通していた | ||||||||||||||||||||||
| 足下のたるんだランニングラインを、リールに巻き取り、ロッドにテンションを掛けながら、ランディングできる場所を探した。魚は川底を這うように、ひたすら重くびくともしない感じだ。魚が流れを切る振動だろうか、ぐわん、ぐわんという鈍い揺れが手元に伝わってくる。 一度手前まで寄せてみたのだが、魚は岸際を見て初めて危機感を持ったのか、ぐい〜んとリールからラインを出しながら流れの真ん中まで走っていってしまった。 ロッドは、使い慣れているものをと思い8番ライン用だったので、中ほどから水面と平行になってしまうほどの曲がりよう。無理をしないようにリールのドラグを最大に締め、ゆっくりと徐々に上流の浅瀬に誘導すること約10分。ようやくランディングしたのは、今まで見たこともない立派なオスのシロザケだった。係のおじさんに検量してもらったところ体長88cm、重さ15LB(6.8kg)だった。 |
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| 遡上したてで、とてもきれいな魚体だった。はく製にするには申し分ない。 | ||||||||||||||||||||||
| 釣り開始から1〜2時間までが、空が曇っていて暗く、水の濁りもあり、アタリが多く、あちこちで魚をヒットさせていたが、晴れ間がのぞき、水の濁りもとれてクリアになってくると、アタリはすっかり遠のいてしまった。魚は相変わらず、うようよいるのだが、フライをくわえなくなってしまった。 魚が大きいので、フッキングすればやりとりも10〜20分とたっぷり時間がかかり、1本ランディングできれば、それだけで大満足なのだった。久しぶりに興奮した1日だった。来年はぜひダブルハンドロッドで、豪快なサーモンフィッシングを楽しんでみたいものだ。 |
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| 調査区間の上流では、漁協のおじさんたちが網でサケをとっていた。釣り終了後の調査区間でも網を入れていたので、釣れるのは毎日、海から遡上したてのサケということになる | ||||||||||||||||||||||
| 使用したフライ Hook/ダイイチフック1530#4 Body/Hareline Dubbinの レッドに、Angel Hairの光りものをダビング Hackle/ Strung Rooster Saddleのレッド Tail/Marabouのレッド、オレンジ、ピンクに、Monoflashの光りもの Rib/Mylar TinselのSilver *ノーウェイト |
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| 漁協のおばちゃんたちが作ってくれたお弁当。なんと、お昼つきなのだ。昨日はきのこごはんだったそうな。つみれのお味噌汁がおいしかった。河原でいただくご飯は最高〜! | ||||||||||||||||||||||
| 木戸川サケ有効利用実行委員会事務局 〒979-0696 福島県双葉郡楢葉町北田字鐘突堂5-6 Tel 0240-25-2111 Fax 0240-25-1234 http://newcs.futaba.fukushima.jp/kidogawa/report.html 2003年の場合) 平成15年10月1日から11月20日まで 1日限定30人/午前7時から午後2時 料金/ 1日2匹キープまで6,000円(昼食つき) 2日間4匹キープまで10,000円(昼食つき) *キープはオスのみ。メスは漁協の生け簀に放流。 応募方法/往復はがきに、住所、氏名、ふりがな、 年齢、性別、電話番号、希望日を記入 募集期間/ 7/10〜8/20(*2003年の募集は終了) |
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| 今年から初めて、サケ釣りが可能になった木戸川。事務局の方や、漁協の方など皆親切で、「調査」自体の管理もしっかりされていて、とても気持ちよく楽しむことができた。来年からがまた楽しみだ | ||||||||||||||||||||||
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